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5人目のビートルズ/大人になれないオヤジのロック59。

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ザ・ビートルズを世に送り出し、間接的にザ・ローリングストーンズをも発掘したブライアン・エプスタイン(ブライアン・サミュエル・エプスタイン1934年9月19日~1967年8月27日)を語らずしてビートルズは理解できない。デビューから、ブライアン死後の『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』以降のビートルズまで、ブライアンの影響を考察してこのシリーズの終章としたい。(また書くかも知れないけど)

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1960年代初め、リヴァプールのドッグに建ち並ぶ、陰気な倉庫街を縫うマシュー・ストリートのとある場所で、毎日のように昼下がりになるとティーンズの行列ができていた。
それが、初期ビートルズの箱(ライブ・ハウス)であった“キャバーン”である。
当時のビートルズは、ジョン、ポール、ジョージ、そしてドラマーのピート・ベストだった(リンゴが参加したのは62年8月)。

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そして、ロック史上記念すべき日となった61年10月28日。
キャバーンの眼と鼻の先に位置するレコード店、NEMS(ノーザン・イングランド・ミュージック・アンド・エレクトリック・インダストリーズ)にボブ・ウーラーという若者が、ビートルズの“マイ・ボニー”というシングル盤を買いにきたことで正に“そのとき歴史が動いた”のである。
経営者であったブライアン・エプスタインは、若者が所望したザ・ビートルズの存在を知らなかったし、“マイ・ボニー”はトニー・シェリダン・アンド・ザ・ビート・ブラザーズというアーティスト名で登録されており、その伴奏にビートルズが参加していただけだった。
後日やっと入荷した“マイ・ボニー”をブライアンは店のウインドーの片隅にディスプレイしておいた。
ところが、その素性の曖昧なシングル盤が、当時トップ・スターだったプレスリーやクリフ・リチャードの新譜よりも先に売り切れてしまったのだ。
狐に摘まれたような現象に驚愕したブライアンは翌月9日、友人を伴って初めてキャバーンの薄汚れた階段を下る。そして歴史は始まったのだ。

ブライアン・エプスタインは家具商を営む裕福なユダヤ商人の御曹司で、母親の過保護で育った典型的なスノッブであり、キャバーンなど縄張り外だったし、そんな場所にたむろする若者に感情的な偏見を抱いていた男である。
そのブライアンが陰気でじめじめした穴蔵でオーディエンスを狂乱させている爆音の主ビートルズに一目惚れしたのである。
実際、その帰路同好したアリステア・テーラーに「彼等のマネイジャーをやろうじゃないか、彼等をスターにしよう」と取り憑かれたように話したという。
ブライアンが正に一目惚れしたのは、彼が同性愛者であり、ビートルズを“性的欲求の象徴”と捉えたからであり、さしずめ美男なピート・ベストに惚れたとされ、さらに、ジョンとの恋愛関係も何かと物議を醸している。
彼は同性愛者という性癖故幼少から、軍隊生活に至るまで様々な問題を引き起こした問題児でもあり、唯一ハイスクール時代に教師から演劇の才能を見出され、主役を演じ、退役後演劇学校にも通っていた。しかし、ここでも同性愛者としての問題を引き起こし逮捕され退学する。
夢破れ、リヴァプールに戻ったブライアンは父親の家具店のビル内にオープンしていたNEMSをまかされる。彼は商才に長けNEMSはやがてビルのほとんどを占有するまでに成功する。

演劇への夢の破綻。
そして、その原因が自らの“同性愛者”という性癖であることにもがき、失意の日々を移ろいでいたブライアンは、ビートルズという新たな輝ける希望を見出したのである。
ビートルズを発見してからのブライアンは、4人にはモヘアのスーツを義務付けながら、自分は革ジャンを身にまとい“第5のビートルズ”になろうと努力したという。

この頃のビートルズは、リヴァプールとハンブルグの人気者からイギリスのビートルズになりたいと切望していた時期であり、ジョンはブライアンにこういったそうだ。
「あんたが金を出して、俺達をヒット・チャートに乗せてくれるのかい?」

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ブライアンはビートルズを真剣に世に送り出そうと努力したし、御存知のように実際成功もした。
だが、1967年8月27日、睡眠薬の過剰摂取により死去する。
ビートルズをライブバンドと位置付けていたブライアンは、スタジオ活動に専念し始めたメンバーへの不信感と、自らの契約切れが迫っていたことに悩み、その焦燥から薬の過剰摂取を招いたとされる。そして、契約に関するごたごたから恋愛関係にあったジョンがブライアンへ失望し、ヨーコに傾倒していったことも要因の一つだとされ、その死は自殺だったのでは? とも考えられる。
いずれにせよ真相は謎に包まれている……。

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ブライアンが初めてビートルズに逢いに行ったとき、キャバーンに同好したアリステア・テーラーはブライアンの死後、4人が最も信頼する“友人”として彼等を公私ともに世話をやき、後年アップルの社長も努めることになる。
事実、ビートルズはブライアン亡き後も偉大なる軌跡を残したことはいうまでもない。
そういう意味で、アリステア・テーラーこそザ・ビートルズを純粋にアーティストとして理解し支援したといえる。

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よく芸能ゴシップにもなるが、アーティストと恋愛関係になるマネージャーは失格だといわれる。
それは内外共通であろう。
ブライアン・エプスタインは個人的な“性的欲求の象徴”としてザ・ビートルズに惚れていたことにより、それが彼が切望した“5人目のビートルズ”になることを邪魔したのである……。

※参考文献『ジョン・レノン伝説』朝日新聞社


●Brian Epstein Blues

●The Beatles in Japan





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テーマ:ビートルズ関連 - ジャンル:音楽

  1. 2007/01/19(金) 20:19:12|
  2. 大人のロック。
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
<<ヴァンデンバーグ/大人のギタリスト講座1。 | ホーム | ザ・ビートルズ2/大人になれないオヤジのロック58。>>

コメント

ビートルズのアルバムはmp3で全部持ってるのに、
あまり詳しい事は知りませんでした。
今回のシリーズは凄く勉強になりました。
  1. 2007/01/20(土) 23:41:19 |
  2. URL |
  3. カブリエル #RDRaKwtQ
  4. [ 編集]

 こんにちは、Noodles2さん。お久しぶりに書き込みさせていただきます。
 年末からずっと興味深くビートルズに関する考察を読ませていただきました。ビートルズと聞いては居ても立ってもいられなかったので。エプスタインという切り口はとても興味深かったです。
 エプスタインの死後も確かにビートルズは偉大な軌跡を残したけれど、でもそれまでとは違うような気もしますね。エプスタインの生前はバンドとしてですが、死後は個人の集まりとして捕らえたほうがいいような気もするわけです。(もちろんどちらもビートルズで、その偉大さには変わりないのですが…。)そういった点では、エプスタインはビートルたちが好むと好まざるとバンドとして機能するために必要な存在だったのではないかと思います。
 でも、彼らの発言はその時によって内容が変わることが往々にしてあるのですが、ブライアンに関しても大切な友人の死と捉える発言もあれば、ブライアンの死と解散は関係ないと言う発言もあり、結局真相は本人たちでさえもわからないんだろうなぁ、と思ったりします。
 ところで、ジョンとブライアンって本当に恋愛関係にあったんですか。単にうわさかと思っていました…。
  1. 2007/01/21(日) 11:37:39 |
  2. URL |
  3. パグジー #-
  4. [ 編集]

Re:コメント

ガブリエルさん

>ビートルズのアルバムはmp3で全部持ってるのに、
あまり詳しい事は知りませんでした。
今回のシリーズは凄く勉強になりました。

ありがとうございます。
あくまで、僕のビートルズ観でしかありませんが。
今回、書くにあたってひさしぶりにビートルズの各アルバムを聴きこみましたが、やはり何度聴いても素晴らしいですね♪
  1. 2007/01/22(月) 11:43:21 |
  2. URL |
  3. noodles #EpUBdlCE
  4. [ 編集]

バグジーさん

> こんにちは、Noodles2さん。お久しぶりに書き込みさせていただきます。
 年末からずっと興味深くビートルズに関する考察を読ませていただきました。ビートルズと聞いては居ても立ってもいられなかったので。エプスタインという切り口はとても興味深かったです。

バグジーさん、ありがとうございます。

>エプスタインの死後も確かにビートルズは偉大な軌跡を残したけれど、でもそれまでとは違うような気もしますね。エプスタインの生前はバンドとしてですが、死後は個人の集まりとして捕らえたほうがいいような気もするわけです。(もちろんどちらもビートルズで、その偉大さには変わりないのですが…。)そういった点では、エプスタインはビートルたちが好むと好まざるとバンドとして機能するために必要な存在だったのではないかと思います。

そうですね。あと、エプスタインの死後メンバーにそれぞれでやれるという自信みたいなものが芽生えたのでしょうね。

>でも、彼らの発言はその時によって内容が変わることが往々にしてあるのですが、ブライアンに関しても大切な友人の死と捉える発言もあれば、ブライアンの死と解散は関係ないと言う発言もあり、結局真相は本人たちでさえもわからないんだろうなぁ、と思ったりします。

詳しくは記述すませんでしたが、ブライアンが死の直前に、契約が切れても自分に印税が入るようにしたそうで、それがメンバー達から決定的に反感をかったという事実もあるといわれています。

>ところで、ジョンとブライアンって本当に恋愛関係にあったんですか。単にうわさかと思っていました…。

俄に信じられないような話ですが、ブライアンの知人や恋人、ヨーコさんの証言もあるようで(ジョン・レノン伝説)、事実だったのではないでしょうか。。
  1. 2007/01/22(月) 11:50:30 |
  2. URL |
  3. noodles #EpUBdlCE
  4. [ 編集]

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