
クラシック・ロック・ブーム真っ盛り!
なんと、6月18日には、
モトリー・クルーの新譜『セインツ・オブ・ロスアンゼルス/SAINTS OF LOS ANGELES』がリリースされました。
おかげで、聴きこみに時間を要し、思うままにブログを更新できません。

既に聴いている方も多いと思いますが、全米チャート第1位を獲得した5thアルバム『ドクター・フィールグッド』を越えたとか越えないとか、賛否両論渦巻いております。
モトリー・クルー/ドクター・フィールグッド(紙ジャケット仕様)日本のマーケットでは、さすがに派手なチャート・アクションはないが、それでもワールド・ツアー含め、来日公演もオプショナル化されれば、バンドには相当な収益が入るわけです。
単なる金儲けのための、新譜リリースなのか?
メンバーとて、みな往年の頃から30年前後の時が経ち、もう一花! 的な部分も多分にあるでしょう。
クラシック・ロック・ブームが、本物か否かは、全て新譜の出来不出来次第。
話をモトリー・クルー『セインツ・オブ・ロスアンゼルス/SAINTS OF LOS ANGELES』に戻すが、今回は完全にオリジナル・メンバーでの復活であり、スタジオ・アルバムとしては1997年『GENERATION SWINE』以来、11年ぶりの新譜である。
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Motley Crue Saints of Los Angeles press conference ←チェック♪
6月17日付けのオリコン・デイリー・チャートでは初登場7位を記録。因に1位~6位は全て邦楽アーティストのため、洋楽アーティストでは首位。
先行シングルの表題曲 “ セインツ・オブ・ロスアンゼルス ” のPVと、数曲のライヴ映像は既にYouTubeを通じて公開され、センセーションを巻き起こした。(※同様のPVとライヴ映像、記者会見模様などが付録DVDにも収録されている)

ネット上での賛否を観ていると、『ドクター・フィールグッド』ほどの楽曲がない、といった批評を眼にするがどうだろう。
僕はかなり良い出来だと思う。
そもそも、問題児ニッキー・シックスのドラッグ体験を中心とした自伝「THE DIRT」に基づき楽曲化したのが、ニッキー率いるソロ・プロジェクトであるSIXX:AMであり、今回の新譜もその延長線上に位置する。
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Sixx:A.M. - Life is Beautiful ←チェック♪
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SIXX:A.M. Accidents Can Happen ←チェック♪
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Sixx:A.M.-Pray For Me ←チェック♪
楽曲のほとんどは、ニッキーと、SIXX:AMのジェイムズ・マイケル(Vo)とDJアシュバ、そしてソング・ライターのマーティ・フレデリクセンが核となり書かれた。そこにミック・マーズとトミー・リーが参加して仕上げたそうである。
そして、プロデューサーは同SIXX:AMのジェイムズ・マイケルである。
実はこの人、
スコーピオンズの新作のプロデュースも手掛ける多才なミュージシャンでもある。
01.
L.A.M.F ←チェック♪
02.
フェイス・ダウン・イン・ザ・ダート ←チェック♪
03.
ホワッツ・イット・ゴナ・テイク ←チェック♪
04.
ダウン・アット・ザ・ウイスキー ←チェック♪
05.
セインツ・オブ・ロスアンゼルス ←チェック♪
06.
マザーファッカー・オブ・ジ・イヤー ←チェック♪
07.
ザ・アニマル・イン・ミー ←チェック♪
08.
ウェルカム・トゥ・ザ・マシン ←チェック♪
09.
ジャスト・アナザー・サイコ ←チェック♪
10.
チックス=トラブル ←チェック♪
11.
ディス・エイント・ラヴ・ソング ←チェック♪
12.
ホワイト・トラッシュ・サーカス ←チェック♪
13.
ゴーイン・アウト・スウィンギン ←チェック♪
14.
キック・スタート・マイ・ハート(ライヴ) ←チェック♪
15.
セインツ・オブ・ロスアンゼルス(ライヴ) ←チェック♪

何より、今回は日本盤をお薦めしたい。
英語が堪能な方はともかく、詩の内容が壮絶である。
ガキの頃から、L.Aのはみ出し者だったメンバーの成功とその果ての葛藤が剥き出しとなった詩のひとつひとつが、モトリーの肉声としてリアルに突き刺さってくる。僕が特に気に入ったのが導入の “ フェイス・ダウン・イン・ザ・ダート ” である。
ガキの頃「おまえは生まれつきの負け犬だ」
とばかり言われて
そんな俺が命かけてたのはルール破り
目指すのは世界制覇
数え切れない女とヤルこと
スーツなんか着るもんか
あんたみたいにゃなりたくねえ
そんなことなら死んだほうがまし
死んだ方がまし
頭に銃弾ブチこまれて
顔から地面に突っ伏したほうがまし(※一部抜粋。対訳:中村美夏)
どう?
これぞモトリー。
アキバで惨劇を引き起こした、どこぞの引き蘢り青年に聴かせたいぜ、全く。
メンバーは、僕とほぼ同世代。
五十峠を迎えたオヤジが、
“ 頭に銃弾ブチこまれて 顔から地面に突っ伏したほうがまし ”
と、全身全霊シャウトしているのだ。
これぞ、ロックである!!

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モトリー・クルー・オフィシャル・サイトでも、『セインツ・オブ・ロスアンゼルス/SAINTS OF LOS ANGELES』全曲試聴開始!
←One Day One Click! We Love“ROCK”!! テーマ:YouTube動画 - ジャンル:音楽
- 2008/07/02(水) 18:48:14|
- 大人のロック。
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