前回、14年ぶりとなる
ガンズ・アンド・ローゼスのオリジナル・アルバム『Chinese Democracy』年内発売が叶えば、ドクターペッパー社が、脱退したスラッシュとバケットヘッド以外の全米国民にドクターペッパーを無料で一缶ずつ進呈するという記事を紹介した。
そこで
ヴァン・ヘイレン然り、やはりオリジナル・メンバーで元の鞘に納まってもらいたいと思っている僕としては、スラッシュの動向が気になるところだ。
スラッシュの頁でも取り上げたが、現在彼はヴェルヴェット・リヴォルヴァーというバンドで活動している。
そして輝かしいスラッシュのプロフィにはそぐわない、あまりにも貧弱なヴォーカリスト、スコット・ウェイランドを起用していることに憂慮していたのだが……。
●Velvet Revolver-Slither ←動画をチェック♪
●velvet revolver - fall to pieces ←動画をチェック♪
●Velvet Revolver - She Builds Quick Machines ←動画をチェック♪
●Velvet Revolver-The Last Fight ←動画をチェック♪
●Velvet Revolver - Get Out The Door ←動画をチェック♪
案の定、メンバー間はギクシャクしていたようで、3月20日に行ったグラスゴー公演ステージ上で、スコット・ウェイランドが、「これが最後のツアーだ」と暴言を吐き、解散騒動に揺れていたヴェルヴェット・リヴォルヴァーだが、今月1日無事ウェイランド脱退が決定。
僕にはどうでもいいことだが、ウェイランドは古巣ストーン・テンプル・パイロッツを再結成し、5月17日に米・オハイオ州コロンバスでライヴを行う模様。
●Stone Temple Pilots - Vasoline (Letterman Show 1994) ←動画をチェック♪

一方ヴェルヴェット・リヴォルヴァーは、4月1日付米音楽誌Billboard誌電子版に、「このバンドは完全にファンと音楽のためのものだけど、スコット・ウェイランドはそのどちらにも100%の力を捧げていない。なにより、彼のステージ上での常軌を逸した行動や個人的な問題が、俺たちに前進することを決めさせた」と声明を発表。

スコット・ウェイランドとの確執については、ドラマーのマット・ソーラムが自身のブログで、「時にはただ気が合わないこともある。嘘はつかないよ、最近はもっといろんな問題を抱えているんだ」と声明。
対して、ウェイランドもブログ『BlabberMouth.net』で、「彼は幼稚過ぎて、子供を持てないのはもちろん、ホンモノの人間関係を築くことすらできないだろう」と返した。
いずれにせよ実際ウェイランドは、薬物乱用とリハビリ治療のためにヴェルヴェット・リヴォルヴァーのツアーをスッポカしたことがあるようだ。
そして新ヴォーカリストについては、
ヴェルヴェット・リヴォルヴァー公式HPでも発表されたが、スラッシュがBillboard誌電子版に対し、「実はWEBサイトを立ち上げて、そこでオーディションをやろうと話しているんだ」と声明。
特設サイトを設け来月にもネット・オーディションでシンガーを募集すると発表した。
さらにスラッシュ曰く、ウェイランドの後任候補は現時点では挙がっていないとし、「今はいろんなものを聴いている。上手くいえないけど、聴いたときにわかるものなんだよ。ああ、これこれ!ってフィーリングになるのを待っているんだ」と述べた。
このスラッシュの微妙な肉声は、原文を上手く意訳しているとは思う。
しかし来月にはネット・オーディションを、とはいっているが、深読みすればウェイランドの後任ヴォーカリストに関しては、焦らずかなりシビアになっているとも受けとれるのだ。
上記リンクのヴェルヴェット・リヴォルヴァーの動画を観れば一目瞭然なのだが、スラッシュのプレイ・フォーマットはガンズ時代からさほど進化していない。
トーンもフレーズもガンズ時代のままだ。
スラッシュが、これこれ!っていえるフロントマン……。
僕には明らかに、彼はアクセルの再来を求めているのではないか? と思えて仕様がないのだ。
何故なら、縁故筋で行うのが常のオーディションを、ネットで広く募集するのだから。
ヴェルヴェット・リヴォルヴァーの現在のメンバーは、
●スラッシュ Slash(G)/元ガンズ・アンド・ローゼズ他
●ダフ・マッケイガン Duff McKagan(B)/元ガンズ・アンド・ローゼズ他
●デイヴ・クシュナー Dave Kushner(G)/元 zilch、デイヴ・ナヴァロバンド他
●マット・ソーラム Matt Sorum(D)/元ガンズ・アンド・ローゼズ他 ウェイランドが脱退する前に決定していたラスベガスのライブでは、バンドの友人たちが交代でマイクを握るとのこと。スラッシュいわく、「誰かは言えないけど、有名な人がたくさん登場する」とのこと。

ヴェルヴェット・リヴォルヴァーには、一時期モトリー・クルーのベーシスト、ニッキー・シックスも関わっていたとされ、ラスベガス公演に参加する “ 友人たち ” が、極めて気になるところだが、以上のニュースを拾ってみても、ガンズ=アクセルとの復縁の兆しは皆無。

やはりスラッシュだけは、ドクターペッパーをもらえそうもないようだ……。
●Sweet Child O' Mine Music Video ←動画をチェック♪
←One Day One Click! We Love“ROCK”!! テーマ:YouTube動画 - ジャンル:音楽
- 2008/04/22(火) 18:00:00|
- 大人のロック。
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0