
いよいよ来週9月17日。
待望のクイーン+ポール・ロジャースのニューアルバムが発売されます!
ってことで、あと1週間往年のクイーンに浸って待つことにしましょう♪
【第一期】1968~1975年・『戦慄の王女(Queen)』1973年/英24位、米83位

・『Queen ll』1974年/英5位、米49位

・『Sheer Heart Attack』1974年/英2位、米12位

・『オペラ座の夜(Queen)』1975年/英1位、米4位
【第二期】1976~1981年・『華麗なるレース(A Day At The Races)』1976年/英1位、米5位

・『世界に捧ぐ(New Of The World)』/1977年英4位、米3位

・『Jazz』1978年/英4位、米3位

・『Live Killers』1979年/英3位、米16位

・『The Game』1980年/英1位、米1位

・『Flash Gordon』1980年/英10位、米23位
【第三期】1982~2004年・『Hot Space』1982年/英4位、米22位

・『The Works』1984年/英2位、米23位

・『カインド・オブ・マジック(A Kind Of Magic)』1986年/英1位、米46位

・『Live Magic』1986年/英3位、米未発売

・『The Miracle』1989年/英1位、米24位

・『王女凱旋! ~戦慄のライブ・クイーン~』1989年/英67位、米チャート外
・『Innuendo』1991年/英1位、米30位

・『クイーン・ライブ!! ウエンブリ-1986(Live At Wembley '86)』1992年
/英2位、米53位

・『Made In Heaven』1995年/英1位、米58位

改めて眺めるクイーンの軌跡は、やはり華やかである。
僕の中でのクイーンといえば、フレディ・マーキュリーとブライアン・メイだ。
勿論、走り、もたりはあるが、ドシンと重厚なロジャーのドラムと、それを確実にセーブするジョンの確かなリズム・ワークがあってこそなのだが……。

先述したように、クイーン・サウンドをクイーン・サウンドたらしめているのはブライアン・メイのギター・サウンドである。
19世紀の暖炉の木材で自作した“レッド・スペシャル”の独特なサウンドには、ほかにも数々の工夫が凝らしてある。
・ボディが中空構造なため、ウォームなサウンドになる。
・3つのピック・アップに、コイルの巻き方向の正逆を切り替える位相反転スイッチがついていて、フェイズ・アウト・サウンドが出せる。
・通常のギターと違い、ピック・アップが直列で配線されており、高域が減りノイズが増える分、太い音になる。で、高域を補うためにトレブル・ブースター(エフェクター)とジョン・ディーコン自作のトランジスタ・アンプも一役買っている。

ステージではVOXアンプを使うが、特にソロ・レコーディングには歪みのきれいなトランジスタ・アンプを好んで使ったようで、これらにより“キラー・クイーン”でお馴染みの独特なギター・サウンドが作り出された。
そして、やはりフレディ・マーキュリーという杞憂のヴォーカリストを置いて、クイーンは語れまい。
前回の
来歴にも軽く触れたが、1946年9月5日、旧英国領ザンジバル島(アフリカ東海岸沖)で、フレディ・マーキュリーことファロク・バルサラはペルシャ系の両親のあいだに生を受けた。
彼が18歳になるまで、一家はインドに暮らし、フレディは寄宿学校で生活した。
5歳で叔母から、クラシック・ピアノの手ほどきを受け、寄宿学校時代にはロックン・ロール・バンドで地元では既に人気者だったという。
英国に移住し、イーリング・カレッジ・オブ・アートに進み、その自由奔放な校風の中で、それまでの被差別意識から解放され、既成概念に束縛されない創作活動に目覚めていった。フレディ・マーキュリーという大仰な名を名乗りはじめたのもこの頃だとされる。
インドでの寄宿学校時代、ペルシャ系でありながらアングロ・サクソン系の学校に入学したため、人種差別に苛まれ自らの異端を自覚。同時期に同性愛に目覚めたとされる。
しかし、彼が他界する前日1991年11月23日、自ら同性愛者でありエイズに冒されていることを声明するまで、その事実は封印されていた。
驚くことにクイーンという単語は、“オカマ”の隠語でもあるという。

ロックの世界において、
Tレックスのマーク・ボラン、フレディと親交の深かった
デヴィッド・ボウイ、
ボーイ・ジョージ、
フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド、
ジョージ・マイケル、故
クラウス・ノミと、自らのゲイを公然と認めているアーティストは多い。
同性愛者にすぐれた才能が現れるのは、子孫を繁栄しないため。
そのコンプレックスを、精神文化面で無意識に補おうと欲求するからだという説があるそうだ。
むろん、僕は同性愛を理解・許容できる人間ではないが、同性愛者を蔑視する気は毛頭ない。不妊症、同性愛などが文明の成熟具合により生じることは、狭い檻にマウスを過密状態にする実験でも立証されていることである。
だが、偉大なロック・バンド“クイーン”を担ったフレディ・マーキュリーという類い稀な才能を、同性愛から生る“エイズ”によって失ったことは、いかにも惜しく悲しい出来事である、と僕は認識している。

それでは、今回もアルバム順に(1878年Jazz以降)動画をどうぞ♪
●Queen Fat Bottom Girls●Queen - Bicycle Race●Don't Stop Me Now●Another one bites the dust Queen●Queen - Flash Gordon●QUEEN-The Hero●Back Chat - Queen●Queen- Body Language●queen Put out the fire live●JOHN LENNON QUEEN LIFE IS REAL●Queen Radio GaGa Liveaid●Queen - I want to break free●Queen - Hammer to fall●One Vision●Queen "Who Wants to Live Forever"●Queen The Miracle●Queen - Scandal●Innuendo●Queen - The Show Must Go On - Music Video●It's A Beautiful Day●Queen - Let me liveBlog Ranking
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- 2008/09/09(火) 18:47:06|
- 大人のロック。
-
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| コメント:8
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クイーン+ポール・ロジャース『ザ・コスモス・ロックス』/大人のための最新ロック情報12。 |
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スティーブ・ヴァイ/大人のギタリスト講座11。(リンク・動画貼りなおし)>>
フレディの死が報道された時は愕然として、暫くショックから
立ち直れませんでした。私の10代はQueenに彩られていたと
言っても過言ではないので、本当に悲しかったです。
心底尊敬できる唯一のアーティストだったんですが・・・。
惜しい人を亡くしました。最後の来日公演に行っておいて
良かったです。
Queenの凄さは、アルバムであれだけ凝った音作りをして
おきながらも、ライブではストレートにロックしてる所ですね。
久々にライブの動画を観て、改めて思いました。
やっぱり凄いバンドです!
しかしブライアンは年取りましたね。他の二人より老けている気が(^^;)
- 2007/09/11(火) 20:44:55 |
- URL |
- カブリエル #RDRaKwtQ
- [ 編集]
カブリエルさん
>フレディの死が報道された時は愕然として、暫くショックから
立ち直れませんでした。私の10代はQueenに彩られていたと
言っても過言ではないので、本当に悲しかったです。
心底尊敬できる唯一のアーティストだったんですが・・・。
惜しい人を亡くしました。最後の来日公演に行っておいて
良かったです。
最後の来日公演、行けてよかったですね!ほんと!!
僕は、ジョン・レノンが死んだとき、同様にショックを受けました。
>Queenの凄さは、アルバムであれだけ凝った音作りをして
おきながらも、ライブではストレートにロックしてる所ですね。
久々にライブの動画を観て、改めて思いました。
やっぱり凄いバンドです!
そこが、ビートルズなんかとは違うところですね。
クイーンは基本的にライブ・バンドなんだと思います。
スタジオ・ワークも大切にしたのは、特に多重コーラスなど、ビートルズの影響が大きいと思います。
ビートルズの“ビコーズ”などが、イーグルスなどにも影響していると私見しています。
>しかしブライアンは年取りましたね。他の二人より老けている気が(^^;)
ですよね!
ロジャーは老いてもカッコいいです。
フレディは、いつまでもあのマッチョスタイル!
死んだ者勝ちですか(笑)。。。
- 2007/09/12(水) 11:25:24 |
- URL |
- noodles2 #-
- [ 編集]
エキゾチックな顔立ちだと思っていましたが、ペルシャ系の方だったんですね!
男性の同性愛者って、デヴィッド・ボウイ、ボーイ・ジョージみたいに「いかにも」の人と、フレディーのように男くさいマッチョな人の2パターンあるのはどうしてでしょう?
- 2007/09/14(金) 14:40:06 |
- URL |
- Nob #-
- [ 編集]
Nobさん、お久しぶりです!
>エキゾチックな顔立ちだと思っていましたが、ペルシャ系の方だったんですね!
男性の同性愛者って、デヴィッド・ボウイ、ボーイ・ジョージみたいに「いかにも」の人と、フレディーのように男くさいマッチョな人の2パターンあるのはどうしてでしょう?
本文にも書きましたが、僕はその世界には疎いです(笑)。
が、いわゆるマッチョ系のレザー・ファッションの方々は、ハード・ゲイというジャンルに属するそうです。
調べていて知ったのですが、フレディはプライベートで女装趣味はなかったといわれますが、初期のスタイル(ファッション)やPVではその傾向が垣間見れますよね(笑)。
因みにフレディは、女役?だったそうです。
掘られるほうです。(こらこら!)
- 2007/09/14(金) 15:13:43 |
- URL |
- noodles2 #-
- [ 編集]
はじめまして。
検索でたどり着いた後、ここ数日、こちらを読みふけってました!
ここ10年以上、手持ちの音源だけでせまーく、過去の記憶を楽しみつつ生きてきたんですが、すごく刺激を受けました。有難うございます!
その間に記事が追加されて、しかもQueenだったのでまた嬉しいです。私が洋楽に目覚めたのはQueenがきっかけだったので・・・
やっぱり音楽はいいですねー。
なんて月並なことを言ってしまってスミマセン。(^^;
空白の10数年間を埋めるために、またよらせてください!
- 2008/09/12(金) 21:28:19 |
- URL |
- ももちん #vM1ATlI6
- [ 編集]
カブリエル氏に影響されてQueenにハマった者です。
(この書き出しも某氏に影響されてるなぁー笑)
やはりQueenといえば、ここでいう第一期のアルバム群ですね。
私も The Game から遡るように聴いていったのですが、
いきついたところに宝があった、という感じでした。
ベストは第一期のいずれか、ということはいえますが、
一枚選べといわれてもちょっと私には選べないです。
第一期の作品はそれぞれ違う魅力を持っていると思います。
多重録音に貢献した Roy Thomas Baker の存在も侮れません。
Infinity 以降の中期 Journey でも彼の個性が出てて、
重いドラムサウンドや分厚いコーラスサウンドを聴くと、
第一期Queenを彷彿し思わずニヤリとしてしまいますね。
Queen の新作、入手はしてないですがネットで聴いてみました。
正直なところ、Freddie も John もいない上、
Paul Rogers という大きな個性が入っている今のバンドに、
Queen の冠を付けて欲しくない、というのが私の感想です。
もちろん、決して悪いバンドとは思いません。
ただ、記憶にある Queen とは完全に別物ですね。
もはや Queen と付けるのはマーケティング上の理由からでしょう。
- 2008/09/23(火) 18:26:01 |
- URL |
- Penguinland #-
- [ 編集]
ももちんさん
>はじめまして。
検索でたどり着いた後、ここ数日、こちらを読みふけってました!
ここ10年以上、手持ちの音源だけでせまーく、過去の記憶を楽しみつつ生きてきたんですが、すごく刺激を受けました。有難うございます!
その間に記事が追加されて、しかもQueenだったのでまた嬉しいです。私が洋楽に目覚めたのはQueenがきっかけだったので・・・
やっぱり音楽はいいですねー。
なんて月並なことを言ってしまってスミマセン。(^^;
空白の10数年間を埋めるために、またよらせてください!
ももちんさん
はじめまして。そしてご訪問&コメントに感謝致します。
10年のブランク、思いっきり埋めて下さい!
We love Rock!!!
- 2008/09/29(月) 15:34:12 |
- URL |
- noodles2 #-
- [ 編集]
penguinlandさん
>Queen の新作、入手はしてないですがネットで聴いてみました。
正直なところ、Freddie も John もいない上、
Paul Rogers という大きな個性が入っている今のバンドに、
Queen の冠を付けて欲しくない、というのが私の感想です。
もちろん、決して悪いバンドとは思いません。
ただ、記憶にある Queen とは完全に別物ですね。
もはや Queen と付けるのはマーケティング上の理由からでしょう。
基本的には同意します。
でも、最新記事も読んでみて下さいな♪
- 2008/09/29(月) 15:44:39 |
- URL |
- noodles2 #-
- [ 編集]
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