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ジャーニー『REVELATION』/大人のための最新ロック情報11。

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自らの信念を貫くこと。それは容易ではない。
勢いのあるときは、ぶれることなく、息切れすることもなく、周囲の人間ですらそのパワーに吸い寄せられるようにシンパシーと化し、個では不可能な状況さえ打破することが可能となり、さらに前進する。

しかし、勢い回り続ける独楽もやがては失速し、ぶれる。
独楽も重力と空気抵抗には抗えず、最後には静止するのだ。

それは、いつかは尽きる人の生と重なる。
独楽の失速・静止は、まるで人生の比喩のようだ。

1970〜1980年代に、僕が慣れ親しんだロック・バンドたちの昨今の新作を聴いていると、つい “ ぶれない独楽 ” という答えのでないテーマに突き当たってしまう。結論からいってしまえば、ぶれない永久独楽なぞあり得ないのだ。
同意で人の営みが有限である以上、かつての勢い、栄華もまた必ず尽きる。
だが、状況に抗わずにあるがままに、回り続ける努力は可能であり、その行為こそが “ 信念 ” なのだと、僕は最近思えるようになった。

そう “ 信念 ” とは “ もがき ” と、僕の中では同意なのだ。

昨年4月のナイト・レンジャーあたりを皮切りに、クラシック・ロック・ムーヴメントが動きはじめた。

5月、ラッシュ、新作リリース。
6月、ボン・ジョヴィ、新作リリース。
6月、オジー・オズボーン、新作リリース。
9月、ヴァン・ヘイレン復活。
11月、レッド・ツェッペリン復活。
11月、イーグルス、新作リリース。

今年に入り、
4月、ホワイト・スネイク、新作リリース。
4月、デフ・レパード、新作リリース。
5月、マイケル・シェンカー、新作リリース。
5月、ドッケン、新作リリース。
6月、モトリー・クルー、新作リリース。
6月、ジューダス・プリースト、新作リリース。

このあとも秋までに、メタリカ、クイーン+ポール・ロジャース、AC/DC、ガンズ・アンド・ローゼスなどのリリースが続く模様。
あたかも、1980年代にタイム・スリップしたかのようなリリース・ラッシュ!

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そして、今回のジャーニー『REVELATION』である。
だが、何故か日本盤が発売されていない。かつて絶頂期にワールド・ツアーの最初と最後を日本公演で飾り、締めくくったほどの人気バンドに、冷たくはないか?

さて、既にご存知のことかと思うが、現在のジャーニーにはスティーヴ・ペリー(Vo)は存在しない。
ドラマーもディーン・カストロノヴォに替わっている。

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新ヴォーカリストは、40歳のアーネル・ピネダというフィリピン人である。
アーネル・ピネダは幼い頃から、母のリクエストに答え、ラジオで聴き覚えたバーバラストライザンドやカーペンターズを歌っていた。
アーネルの才能に気づいた仕立て屋の母は、コンテストのたびの彼に衣装を新調するほど熱心に応援したが、アーネルが13歳のときに他界してしまう。
それを期に一家の家計はどん底へと落ち、一時アーネルはホームレスとなり、マニラ・パークでスクラップを集めて売り、暮らしていたこともあるそうだ。正にフィリピン版ホームレス中学生である……。
そして亡き母から受けた “ 歌うこと ” で、大人になったアーネルは、シンガーの道へ進むこととなり、マニラ、香港の小さな箱でポリス、レッドツェッペリン、ジャーニーらの曲を演奏するカヴァー・バンド、ZOOのヴォーカリストとして生計を立てていた。

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そこにジャーニーのニール・ショーン(G)が、偶然YouTubeでZOOのクリップを発見。昂奮したニールは真夜中にもかかわらずキーボードのジョナサン・ケインに電話したという。
そして昨年暮れに、米国でオーディションし、アーネルは見事ジャーニーの新ヴォーカリストとして正式加入を果たしたのである。

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ニール・ショーンから最初に国際電話でオファーを受けたとき、

「冗談だろ? って取り合わなかったんだ」(アーネル・ピネダ談)

だが、天から降って湧いたようなチャンスに、米国行きを決意。
ビザ取得のため領事館に向かうが、渡航目的を聞かれ、ジャーニーのヴォーカル・オーディションを受けるためだと答えると、にわかに信じてもらえなかったそうだ。
領事館員に、「じゃあ、ジャーニーの “ Wheels in the sky ” って曲を知っているか?」といわれ、その場で一節を歌って聞かせたところ、一発でビザを発給したという。

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実は、プロデューサーのケヴィン・シャーリーは、アーネルを米国に呼んで、新曲2曲だけ録音し、フィリピンへ帰すつもりだったそうだ。ところがあまりに高度な歌唱力を供え、なんといってもメンバーがあたかもスティーヴ・ペリーの分身のように彼を受け入れてしまった。
結局、新曲全曲と往年の名曲のリメイク、ツアーとトントン拍子にアーネルが加入した新生ジャーニーは動き出したのだ。
涙がでそうなシンデレラ・ストーリーではないか。
おまけに日本人のような風貌のアーネルには、自ずと感情移入してしまう。
マニラの場末のクラブで歌う、ZOO時代のアーネルを観ると泣けてくる。
彼の40年の苦労と努力、才能が、海を渡り、正に雲の上の存在だったニール・ショーンによって見いだされたのだ。

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ディスク:1
01. Never Walk Away ←チェック♪
02. Like A Sunshower ←チェック♪
03. Change For The Better ←チェック♪
04. Wildest Dream ←チェック♪
05. Faith In The Heartland ←チェック♪
06. After All These Years ←チェック♪
07. Where Did I Lose Your Love ←チェック♪
08. What I Needed ←チェック♪
09. What It Takes To Win ←チェック♪
10. Turn Down The World Tonight ←チェック♪
11. The Journey (Revelation)
12. Let It Take You Back (Exclusive bonus track for Europe) ←チェック♪

ディスク:2
01. Only The Young ←チェック♪
02. Don't Stop Believin' ←チェック♪
03. Wheel In The Sky ←チェック♪
04. Faithfully ←チェック♪
05. Any Way You Want It ←チェック♪
06. Who's Crying Now ←チェック♪
07. Separate Ways (Worlds Apart) ←チェック♪
08. Lights ←チェック♪
09. Open Arms ←チェック♪
10. Be Good To Yourself ←チェック♪
11. Stone In Love ←チェック♪

以上、チェックしていただいただろうか?
そうなのだ。
アーネル・ピネダの声色が、スティーブ・ペリーにそっくりなのである。
詰まりアーネルによって、変わらないジャーニーが存続している。
クリカンこと栗田貫一の物真似で、ルパン三世を成立させているような状況が、いまのジャーニーである。

いまや四半世紀を経たロックも歴史と化し、止まってしまった感がある。
21世紀だからとはいえ全く新しい、ロック以上の音楽は生まれていないのだ。
このブログ含め、ロックは語り継がれるものになってしまった。

今回のジャーニー『REVELATION』も、意外な事実(REVELATION)どころか、僕にはお約束のジャーニー節が満載で、非常にありがたいし心地よい。
ジャーニーもまた “ ぶれない独楽 ” となり、信念=あがきを貫いている。
無論、嬉しくないわけがない。懐かしさ、たくさんのパワーをもらっていると思う。

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僕らオヤジ・ロックファンは、どうしても往年の彼らをもとめてしまうし、バンド側も心得ているのか、それ以上になれないのか? どうだい。君の好きなあの頃の音だろ? とでもいうようにお約束の音源をリリースしてくる。

ただ、そこに安住する僕もまた、既に止まってしまったオヤジなのだろうか……。
大人のロック。なおも暗中模索は続く。






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  1. 2008/07/17(木) 13:00:56|
  2. 大人のロック。
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ジューダス・プリースト『NOSTRADAMUS』/大人のための最新ロック情報10。

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益々パワー・アップする、クラシック・ロック・ムーヴメント!

往年のバンドのリリース・ラッシュに、聴き込みに追われ、ブログ更新が滞りがち。
そんな中、さらにクイーンメタリカAC/DCらの新作が秋までにリリースを控えている模様。たぶんガンズもね!
AC/DCは、イーグルス同様全米のウォルマートで独占販売。(日本では通常販売)
メタリカは、なんとCDRを販売し、キー・ワードを取得。
PCからアクセスして、楽曲ほか様々なオプション特典をダウンロードできるという趣向。

さて、現在もジャーニーの新譜が、僕の手元でまだ聴けずに放置されています。
なんせ、前回のモトリー・クルーにハマっていたのもつかの間。
その1週間後6月25日には、なんと! メタル・ゴッド、ジューダス・プリースト『ノストラダムス/NOSTRADAMUS』がリリース!!

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ディスク:1
01. Dawn Of Creation
02. Prophecy
←チェック♪
03. Awakening
04. Revelations
←チェック♪
05. The Four Horseman
06. War
←チェック♪
07. Sands Of Time
08. Pestilence And Plague
←チェック♪
09. Death ←チェック♪
10. Peace ←チェック♪
11. Conquest ←チェック♪
12. Lost Love ←チェック♪
13. Persecution ←チェック♪

ディスク:2
01. Solitude
02. Exiled
←チェック♪
03. Alone ←チェック♪
04. Shadows In The Flame
05. Visions
←チェック♪
06. Hope
07. New Beginnings ←チェック♪
08. Calm Before The Storm
09. Nostradamus ←チェック♪
10. Future Of Mankind ←チェック♪

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ジューダス・プリーストといえば、僕が聴いていたのは、1988年『RAM IT DOWN』まで。


ラム・イット・ダウン

その後1993年のベスト『METAL WORKS』発表後、ロブ・ハルフォード脱退。


METAL WORKS 73-93

2003年の15枚目のアルバム『ANGEL OF RETRIBUTION』で、ロブ・ハルフォード復帰。


エンジェル・オブ・レトリビューション(CD)

そして、オリジナル・メンバーでは実に20年、ロブ・ハルフォード復帰後としては5年ぶりの新作が届いた。

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ご存知とは思うが、これが2枚組CD1時間40分におよぶ大作なのである。
そしてメタル・オペラ。そうコンセプト・アルバムである。
1970年代、ロックが多様化し、プログレッシヴ・ロックというジャンルが発生し、クラシック、アート性を加味し、アルバム全体をひとつのテーマでコンセプト化するスタイルが流行した。
ピンク・フロイドキング・クリムゾンエマーソン・レイク&パーマーイエスほか、ある意味レッド・ツェッペリンの『フィジカル・グラフィティ』などもコンセプション・アルバムである。

当時は、音楽を楽しむ環境がいまとはかなり違った。
大型のステレオ・セットの前に鎮座し、これまた大型のスピーカー・セットの前でひたすら陶酔するのが当時の音楽鑑賞であった。
その後ラジカセが流行し、音楽を手軽に持ち運べるようになる。
それがさらに進化し、ソニーが1979年7月1日にウォークマンを発売。
音楽は、持ち運べるものから、身につけるものへと変化した。
そのアクティブな鑑賞スタイルに平行するように、大仰なコンセプト・アルバムは姿を消し、世はシングル嗜好時代へと移行する。

そして21世紀。
いまやiPod時代である。
あのビヨンセの父親であり、彼女のマネージメントも手掛ける、ミュージック・ワールド・エンターテインメント代表のマシュー・ノウルズ氏にして、現在のミュージック・ビジネスにおける成功の秘訣はシングル・ヒットにあり、と断言しているのだ。

ずいぶん脱線してしまったが、話をジューダス・プリースト『ノストラダムス/NOSTRADAMUS』に戻そう。(長いって・・・)

そんな時代に逆行するかのようなこのコンセプト・アルバムは、あの16世紀、ルネサンス期フランスの医師、西洋占星術師、詩人であるノストラダムスの生涯をテーマとした大作である。
若い方は知らないかも知れないが、日本でも五島勉が『ノストラダムスの大予言』として紹介し、ベスト・セラー。大予言ブームが沸き起こった。
世紀末世界滅亡予言騒ぎが、社会現象にまでなったが、現在では全く違う視点での評価が生まれ、世界中で様々な研究が続いているのだという。
※http://ja.wikipedia.org/wiki/ミシェル・ノストラダムス師の予言集

2003年『ANGEL OF RETRIBUTION』の成功とそのワールド・ツアー終盤に、ジューダス・プリーストは、長い間の悲願であったコンセプト・アルバムに着手するにあたり、彼等のマネージャー、ビル・カービッシュリーに相談。
ビルはコンセプト・アルバムに必要不可欠な強力なテーマとして、ノストラダムスの生涯を描くことを進言。
因にビルは、あのロック・オペラ『トミー/TOMMY』、『四十人格/QUADRORHENIA』のザ・フーのマネージャーでもある。

触発されたメンバーはツアー終了後、ノストラダムスに関するあらゆる資料を集め、そのドラマティックな生涯に自らを重ねるようにのめり込んでゆく。
そんな、ノストラダムスと共に歩んだ旅(創作期間)が、2年におよび、母親がクラシック・ピアニストだったグレン・ティプトン(G)は、作曲にあたりノストラダムスのルネサンス時代を重ね、多くの曲をキーボードで作曲したそうだ。

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ヘヴィ・メタルを、レザー・コスチュームとハーレー・ダヴィッドソンの重金属イメージと重ね、それらをメタル・ミュージックの概念、“ 様式美 ” として定着させたジューダス・プリーストの信念。
それは、どんなことがあろうと自分の信念を曲げないということ。
その信念を体現するかのように、1971年の結成から37年に渡り、実に16枚のヘヴィ・メタル・アルバムとツアーによって彼等は世界中のメタル・キッズにメッセージし続けてきた。

ノストラダムスが疫病ペストを克服すべく医大から退学処分にあいながらも、特効薬を開発。だが、自らの2人の子供をペストにより失い、尚ペストと戦い、その後も数奇な人生を歩み、1566年7月1日、秘書に、
「明朝太陽が昇る頃にはベッド横の床に横たわり死んでいるだろう」と、予言。
翌朝、自らの予言通りの最期をとげた彼のドラマティックな人生とその信念が、ジューダス・プリーストの信念=メタルとガッチリ融合したのである。

“ 自らの可能性を信ずることにより、願いは成就する ”
この使い古されたような信念は、世俗の流れに抗えなくなっていく我々大人の胸にもずしんと突き刺さる。

だから、『ノストラダムス/NOSTRADAMUS』を何度も何度も聴き、ジューダス・プリーストの信念に僕は同調し、高揚し、汚れた自分を叱咤するのである。




ジューダス・プリースト/ノストラダムス(CD)



♪ジューダス・プリースト公式HP



♪ジューダス・プリースト9月来日!







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  1. 2008/07/09(水) 20:55:57|
  2. 大人のロック。
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6

モトリー・クルー『SAINTS OF LOS ANGELES』/大人のための最新ロック情報9。

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クラシック・ロック・ブーム真っ盛り!
なんと、6月18日には、モトリー・クルーの新譜『セインツ・オブ・ロスアンゼルス/SAINTS OF LOS ANGELES』がリリースされました。
おかげで、聴きこみに時間を要し、思うままにブログを更新できません。

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既に聴いている方も多いと思いますが、全米チャート第1位を獲得した5thアルバム『ドクター・フィールグッド』を越えたとか越えないとか、賛否両論渦巻いております。


モトリー・クルー/ドクター・フィールグッド(紙ジャケット仕様)

日本のマーケットでは、さすがに派手なチャート・アクションはないが、それでもワールド・ツアー含め、来日公演もオプショナル化されれば、バンドには相当な収益が入るわけです。
単なる金儲けのための、新譜リリースなのか?
メンバーとて、みな往年の頃から30年前後の時が経ち、もう一花! 的な部分も多分にあるでしょう。
クラシック・ロック・ブームが、本物か否かは、全て新譜の出来不出来次第。

話をモトリー・クルー『セインツ・オブ・ロスアンゼルス/SAINTS OF LOS ANGELES』に戻すが、今回は完全にオリジナル・メンバーでの復活であり、スタジオ・アルバムとしては1997年『GENERATION SWINE』以来、11年ぶりの新譜である。

Motley Crue Saints of Los Angeles press conference ←チェック♪

6月17日付けのオリコン・デイリー・チャートでは初登場7位を記録。因に1位~6位は全て邦楽アーティストのため、洋楽アーティストでは首位。

先行シングルの表題曲 “ セインツ・オブ・ロスアンゼルス ” のPVと、数曲のライヴ映像は既にYouTubeを通じて公開され、センセーションを巻き起こした。(※同様のPVとライヴ映像、記者会見模様などが付録DVDにも収録されている)

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ネット上での賛否を観ていると、『ドクター・フィールグッド』ほどの楽曲がない、といった批評を眼にするがどうだろう。
僕はかなり良い出来だと思う。

そもそも、問題児ニッキー・シックスのドラッグ体験を中心とした自伝「THE DIRT」に基づき楽曲化したのが、ニッキー率いるソロ・プロジェクトであるSIXX:AMであり、今回の新譜もその延長線上に位置する。

Sixx:A.M. - Life is Beautiful ←チェック♪
SIXX:A.M. Accidents Can Happen ←チェック♪
Sixx:A.M.-Pray For Me ←チェック♪

楽曲のほとんどは、ニッキーと、SIXX:AMのジェイムズ・マイケル(Vo)とDJアシュバ、そしてソング・ライターのマーティ・フレデリクセンが核となり書かれた。そこにミック・マーズとトミー・リーが参加して仕上げたそうである。
そして、プロデューサーは同SIXX:AMのジェイムズ・マイケルである。
実はこの人、スコーピオンズの新作のプロデュースも手掛ける多才なミュージシャンでもある。

01. L.A.M.F ←チェック♪
02. フェイス・ダウン・イン・ザ・ダート ←チェック♪
03. ホワッツ・イット・ゴナ・テイク ←チェック♪
04. ダウン・アット・ザ・ウイスキー ←チェック♪
05. セインツ・オブ・ロスアンゼルス ←チェック♪
06. マザーファッカー・オブ・ジ・イヤー ←チェック♪
07. ザ・アニマル・イン・ミー ←チェック♪
08. ウェルカム・トゥ・ザ・マシン ←チェック♪
09. ジャスト・アナザー・サイコ ←チェック♪
10. チックス=トラブル ←チェック♪
11. ディス・エイント・ラヴ・ソング ←チェック♪
12. ホワイト・トラッシュ・サーカス ←チェック♪
13. ゴーイン・アウト・スウィンギン ←チェック♪
14. キック・スタート・マイ・ハート(ライヴ) ←チェック♪
15. セインツ・オブ・ロスアンゼルス(ライヴ) ←チェック♪

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何より、今回は日本盤をお薦めしたい。
英語が堪能な方はともかく、詩の内容が壮絶である。
ガキの頃から、L.Aのはみ出し者だったメンバーの成功とその果ての葛藤が剥き出しとなった詩のひとつひとつが、モトリーの肉声としてリアルに突き刺さってくる。僕が特に気に入ったのが導入の “ フェイス・ダウン・イン・ザ・ダート ” である。

ガキの頃「おまえは生まれつきの負け犬だ」
 とばかり言われて
そんな俺が命かけてたのはルール破り

目指すのは世界制覇
数え切れない女とヤルこと
スーツなんか着るもんか
あんたみたいにゃなりたくねえ

そんなことなら死んだほうがまし
死んだ方がまし
頭に銃弾ブチこまれて
顔から地面に突っ伏したほうがまし

(※一部抜粋。対訳:中村美夏)

どう?
これぞモトリー。
アキバで惨劇を引き起こした、どこぞの引き蘢り青年に聴かせたいぜ、全く。

メンバーは、僕とほぼ同世代。
五十峠を迎えたオヤジが、

“ 頭に銃弾ブチこまれて 顔から地面に突っ伏したほうがまし ”

と、全身全霊シャウトしているのだ。

これぞ、ロックである!!

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【送料無料選択可!】ザ・セインツ・オブ・ロスアンゼルス デラックス・エディション [SHM-CD +...



モトリー・クルー・オフィシャル・サイトでも、『セインツ・オブ・ロスアンゼルス/SAINTS OF LOS ANGELES』全曲試聴開始!








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  1. 2008/07/02(水) 18:48:14|
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Author:noodles2
ブラックストライプへようこそ!
ロックとロックな生き方を愛し、模索する1957年生まれ。
大人になれないオヤジのロック・レビューです。


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