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SUPER ROCK '84 IN JAPAN/大人になれないオヤジのロック60。

“大人のギタリスト講座”への沢山のアクセスに感謝します!(近々第二弾も乞うご期待)
おかげさまでブログ・ランキング・ベスト24位に食い込めました!!
その勢いで畳み掛けようとこの原稿を書き上げた翌朝……。
なんと愛用のパワーブックG4が悪夢のクラッシュ!
この原稿も閉じ込められたまま、すっかりやる気なくしてましたが、本日無事データもバックアップされ、ニューHDを搭載したマシーンが戻ってまいりました~!

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ってことで、“大人になれない~”シリーズです。
満を持して、スーパー・ロック'84イン・ジャパン!
パンフがやっと見つかりました~。
忘れもしない、1984年8月11日。真夏の響宴の思い出!

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今でこそ、ロック好きには野外ライブは夏の風物詩となっているが、当時は画期的なイベントだった。
音楽誌などで告知を発見し、数ヶ月前にチケットを購入。
指折り待ちに待ち、いざ当日前夜は着ていくファンションに悩み、鏡の前で着せ替え人形状態、なかなか眠れません。
この日のために買ってあった豹柄プリントのノースリーブ・Tシャツにするか、やはりこの日のために自作した漢字Tシャツのどちらにするかで迷い、袖をカットしたGジャンにつけるアーティスト缶バッジで悩み、はたまたGジャンではなく真夏でも皮ジャンにすべきか……。
結局、まったく寝ないまま朝を迎え、ランチ用にお握りを握り。
当時、今の家内とロック好きのその友人女性も同行したため、お弁当を僕が作ったのだ。(笑わないでネ)
それでも、当日西武球場に向っていても未だ半信半疑だったぐらいです。
だって、この豪華出演陣なんですから!

●ANVIL(アンヴィル)
リップス(LG&LV)
デイブ・アリッソン(G&V)
イアン・ディクソン(B)
ロブ・レイナー(D)

●BON JOVI(ボン・ジョヴィ)
ジョン・ボン・ジョヴィ(LV&G)
リッチー・サンボラ(LG&V)
アレック・ジョン・サッチ(B&V)
デヴィッド・ラッシュバウム(K&V)
ティコ・トーレス(D)

●THE MICHEL SCHENKER GROUP(ザ・マイケル・シェンカー・グループ)
マイケル・シェンカー(G)
レイ・ケネディ(V)
デニス・フェルドマン(B)
アンディ・ナイ(K)
スティーブ・オーギー(BV)
テッド・マッケンナ(D)

●SCORPIONS(スコーピオンズ)
クラウス・マイネ(V)
ルドルフ・シェンカー(G)
マティヤス・ヤプス(G)
フランシス・バッチョルズ(B)
ハーマン・ラルベル(D)

●WHITESNAKE(ホワイト・スネイク)
デヴィッド・カバーディール(V)
ジョン・サイクス(G)
ニール・マーレー(B)
コージー・パウエル(D)
リチャード・ベイリー(K)
※以上、出演順。


いや~、興奮しました!
ヘッド・バンキングと雄叫びで観戦?し、永い幕間に広~~い西武球場内をぐるぐる周りました。
ひょっとして、マイケル・シャンカーがその辺にいるかも!
あるいは、デヴィ・カバがトイレで“ホワイト・スネイク”をむき出して小便してんじゃないか?(ないない)
暑かったです。ひたすら暑かった!

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当時、彗星のごとくデビューしたボン・ジョヴィが前座だと記憶違いしていましたがパンフを見るとアンヴィルが前座でした。
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とにかくグラビアでは“変顔”の達人リップス(LG&LV)の名前で活動していたカナダのHMバンド。米国で同名バンドがいたため“アンヴィル”と改名した。
オープニング・アクトだったためか、PAの不調で音がよくわからなかった憶えがある。


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つづいて、新生ボン・ジョヴィ
以前も書いたが、デビュー間もないのに“夜明けのランナウェイ”のヒットで、開場中が大合唱!(当時のシーンは熱かったのだ)
曲間のMCでジョン・ボン・ジョヴィがハロ~・トキヨ~~! と叫んだとき、彼が日の丸の旗を掲げた。
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しかし、日の丸にはカタカナで“ボソ・ジョヴィ”と書かれたいた……。
思わず、“ぼそ・じょび??”と苦笑したのが今も忘れられないっス!
(当時、海外アーティストの間では怪しい漢字やカタカナの落書きTシャツ等が流行していた)


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次にいよいよマイケル・シェンカー登場!
上記メンバー・リスト(パンフから)ではヴォーカルがレイ・ケネディと表記されているが、結局ゲイリー・バーデンが登場し、面食らった憶えがある。
MSGとしての活動ではゲイリー・バーデンの功労を評価するが、僕は今イチ好きじゃない。
結局、マイケル・シャンカーは良質なボーカリストに巡り会えなかった。
それはさておき、圧巻は後半だ!
確か“イントゥ・ジ・アリーナ”で(ドクター・ドクターだったかも)、実兄ルドルフが飛び入り。
マイケルと肩寄せ合って、演奏した。
嬉しかった。
ダブル・フライングV。
予想はしていた……。
でも、泣いた。(急にプロジェクトXかあ?)


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そして、スコーピオンズ!!
以前も書いたが、気になるクラウスの声はそんな心配を吹っ飛ばすほどパワフルで健在だった!
ニュー・アルバム『蠍魔宮(Blackout)』のワールド・ツアー中でもあり、選曲もほぼ『蠍魔宮(Blackout)』から。
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とにかくルドルフとマティアスがワイアレスで縦横無尽にステージ上を駆け回り、クラウスの咽の手術で一年休業していたことへの反動か? 実に生き生きとしたステージだった。
当然、途中からマイケルも参加。
ふいにマイケルのいるオリジナル・スコーピオンズに変貌!
クラウスが叫び、走る。
ルドルフが、跳んだ。
マイケル(ペダル踏んで)、動かない。
また……、泣いた。(しつこいって!)


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さあ、夕暮れとなり、2度目の日の出のごとくナイター・ライトが点灯。
いよいよトリはホワイト・スネイクの出番だ!
本格的アメリカ進出第一弾『スライド・イット・イン(Slide it in)』のツアー中で、選曲もほぼこのアルバムから。
何といってもジョン・サイクスが加入、コージー・パウエルがいる!
やはり、以前も書いたが実はこの頃、マイケル・シェンカーがヴォーカリストにデヴィ・カバを向い入れようと当時MSGのドラマーだったコージーが仲介した。
デヴィ・カバとコージーは旧友であり、
「おいコージー、あんなラリラリなドイツ野郎は放っといて俺と組まないか?」
と、デヴィ・カバがいったかどうかは定かじゃないが、逆にコージーがホワイト・スネイクに加入するという交代劇があった直後である。
ついこの間までMSGで叩いていた“渡り鳥”コージーがデヴィ・カバの後ろで叩いている!

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いや~、楽屋ではそれぞれどんな感じで接していたのだろう?
シン・リジィから大抜擢されたジョン・サイクスは憧れのマイケルと握手したかしら……?
楽屋に入ってみたかったな~!

暑かったし、熱かったなあ……。

※ほとんど、記憶をたより書きました。細かい誤りはお許しを。
翌年、開催されたスーパー・ロック'85イン・ジャパンはこちら!


●スーパー・ロック'84のアンヴィル!


●スーパー・ロック'84のボン・ジョヴィ!

●MSG and スコーピオンズ!(残念ながら、スーパー・ロック'84発見できず)

●スーパー・ロック'84のスコーピオンズ!


●スーパー・ロック'84のホワイト・スネイク!

●スーパー・ロック'84のコージー・パウエル、ソロ!






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  1. 2007/02/28(水) 18:24:17|
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ジョン・サイクス/大人のギタリスト講座4。

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タイガース・オブ・パンタン→シン・リジィホワイト・スネイク→ブルー・マーダーズ→シン・リジィ(現)。

この輝かしい来歴を誇るのが、“大人のギタリスト講座”シリーズ、四天王(80年代中期)のトリを飾るジョン・サイクスだ!

上記遍歴でも明らかだが、彼は1956年に英国レディングで生まれた生粋のイギリス人。
退屈しのぎでギターを始めた頃、テレビでゲイリー・ムーアを観て衝撃を受け、それがきっかけとなり結成したのがタイガース・オブ・パンタンである。

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カヴァー曲“ラブ・ポーション・ナンバー・ナイン”のアレンジが鮮烈で、当時日本でもそこそこウケた。僕は確か渋公か中野サンプラザで観たはずだが(間違っていたらごめん)、正直未だそれほどジョン・サイクスに興味がわかなかった。

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その後、シン・リジィのフィル・ライノットに見出された。
当時のシン・リジィはフィルのドラッグ問題で解散寸前にあったが、「凄い奴を見つけた、もう一枚だけアルバムを作ってツアーに出てから解散しよう」とフィルがメンバーを説得したとされる。そのアルバムこそ1983年『サンダー・アンド・ライトニング(Thunder and Lightning)』であり、僕が最初に聴いたシン・リジィのアルバムだ。
このアルバムはフィルの思惑どおり好セールスを記録し、ツアーの最終公演を納めた1983年『ライフ(LIFE)』はロック史上屈指の名盤とされている。
しかし、約束通りバンドは解散。
弟のように可愛がったジョンの才能を惜しんでの再結成の噂も流れたが1986年にフィルは他界してしまう……。

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ジョン・サイクスは冒頭でも書いたようにレスポールを愛用していた頃(コロシアムII)のゲイリー・ムーアを熱心にコピーしただけあり、ギブソン・レスポールならではの骨太なサウンドで、ブルージーかつスピード! スリル! アタック! の効いたマシンガンのようなギター・スタイルだ。だが、正確さも兼ね備えており、新世代らしくエディ・ヴァンヘイレンばりのライト・ハンドも難なくキメていた。
当時ハムバッカー・マウントのストラトやトリッキーなトレモロ・ユニット全盛だった中、彼は頑にレスポール・カスタム(ピック・アップはダーティー・フィンガーズ)+マーシャルないしメサ・ブギーのオーヴァー・ドライブ・サウンドに固執し、現在までそれは続いている。

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当時はヴァンヘイレン系(トリッキー)、もしくはアンガス・ヤング系(オーソドックス)に二分されていた感があり、そのため、シン・リジィ時代のジョンにも、未だ僕は特別な感情は抱かなかった。むろんアルバムは最高だったが。
※ジョン・サイクスのギアー詳細はここ!

さて、次にこのジョン・サイクスに眼をつけたのが、ホワイト・スネイクのデビッド・カヴァーディールであり、ジョンの一番輝かしい時代を築くことになる。
1984年『スライド・イット・イン』はプラチナ・ディスクを獲得し、西武球場のスーパー・ロック・イン・ジャパンに出演した。
この頃のホワイト・スネイクはコージー・パウエル(D)とニール・マーレイ(B)を有し、最強メンバーでゲフィン・レコードと契約し、アメリカ制覇を狙っていた時期である。
1987年『WHITESNAKE1987』を完成させるも、デビッド・カヴァーディールのワンマンによりバンドは解散状態、しかしアルバムだけは一人歩きし、全米2位、800万枚、全世界1000万枚の大ヒットとなる。※日本では『白蛇の紋章/サーペンス・アルバス』として発売された。

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そして、僕がジョン・サイクスというギタリストの才能に戦慄したのが、このアルバムでもある!
ホワイトスネイクには数々のギタリストが在籍しては去って行ったが、ジョンの“ヒア・アイ・ゴー・アゲイン”“クライング・イン・ザ・レイン”のギター・アレンジには脱帽した。
特筆すべきは、シングル・ヒットしたラブ・バラード“イズ・ディス・ラヴ”における作曲能力とサウンド・メイクで、もはや単なるハード・ロックの様式美を越えたポピュラー・ミュージックとしての高みに到達しており、そのシンプルで洗練され押さえの効いた“大人なギター・サウンド”に心底驚愕した。しかも、他の曲がシン・リジィ時代からのパワフルなギター・アレンジな分、尚のことそれが際立っている。“マシンガン・ギター”が十八番だとばかり思っていたので、大人でお洒落なフレージングを聴いたとき、この人の才能を再発見する気がしたものだ。
おそらく、ジョンがいなければ“イズ・ディス・ラヴ”はデビッド・カヴァーディールお得意の旧態依然としたブルージーなバラードにしか仕上がらなかったであろう。
※前述の通り、“イズ・ディス・ラヴ”のジョン・サイクス・バージョンはアルバム以外存在しない。下記リンク動画は映像だけエイドリアン・ヴァンデンバーグとヴィビアン・キャンベル、音はジョン・サイクスのもの。

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その後ジョン・サイクスは自らのバンド、ブルー・マーダーズが浮沈し、サイクスとしてバンド名を改め活動していた。
現在は、最終メンバーだったにも関わらずシン・リジィを後継しており、スコット・ゴーハムとともに“育ての親”であった偉大なるフィル・ライノットの曲を演奏し、継承し続けている。

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●タイガース・オブ・パンタン時代、Love Potion # 9(Live)

●シン・リジィ時代、Sun Goes Down(Live)

●1984年スーパー・ロック・イン・ジャパン、Don't Break My Heart Again

●ホワイトスネイク、Is This Love(PV)

●ブルー・マーダーズ時代、We All Fall Down(PV)

●2006年シン・リジィ、Don't Believe a Word



♪試聴はここ





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  1. 2007/02/09(金) 16:02:04|
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ロックとロックな生き方を愛し、模索する1957年生まれ。
大人になれないオヤジのロック・レビューです。


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