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スティーブ・ヴァイ/大人のギタリスト講座11。(リンク・動画貼りなおし)

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僕がスティーブ・ヴァイを知ったのは、1985年デヴィッド・リー・ロスがヴァン・ヘイレン脱退後にソロ活動で発表した1986年『Sonrisa Salvaje』と1988年のアルバム『Skyscraper』であった。

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当時のスティーブ・ヴァイは79年〜82年までフランク・ザッパと活動し、84年にアルカトラズにイングヴェイの後釜としてピンポイントで参加した直後で、ドレッド・ヘアであり、正直そのテクニックといい風貌が単にロック畑の人間ではないな? という期待を抱かせた……。

スティーブ・ヴァイは1960年6月6日、NYのロング・アイランド、カール・プレイスにて生を受けた。
71年に11歳でアコーディオンを手にするが、あまり馴染めずに13歳の頃、興味はギターへと移る。
最初のギターは、テンポの5ドルのエレクトリックだったという。
その頃、同級生だったジョー・サトリアーニからジミ・ヘンレッド・ツェッペリンの曲を教わった。
その後、サトリアーニのタルサスのコピー・バンドだったサスラットで演奏し、今でも2人は親友だといわれる。

冒頭にも書いたが、スティーブ・ヴァイがただのロック・ギタリストではないのは、彼の確固たる音楽理論である。高校の音楽クラスではビル・スコットに理論や作曲を叩き込まれたのだ。
やがて、ボストンにある有名校バークレー音楽院に進み、モード・ハーモニー、ビック・バンドのアレンジなどを学んだ。
さらにスケール、コード理論、初見での読譜など、一日12時間以上も勉強したという。
とりわけ、採譜力も卓越しており、フランク・ザッパアラン・ホールズワースカルロス・サンタナなどを採譜していた。実際、在院中の78年にデモ・テープを送ったことで、フランク・ザッパとの親交が始まっている。

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影響を受けたのは主に80年代のロック・ギタリストで、ジミ・ヘン、ジミー・ペイジブライアン・メイエディ・ヴァン・ヘイレンランディ・ローズ、フランク・ザッパ。
ジミ・ヘンのコピーは相当な習熟度で、
「ジミ・ヘンを通して、コードに対する独自のアプローチ法を学んだ」
と、語っている。

そして、彼が2番目に多大な影響を受けたのがジャズである。
ウェス・モンゴメリージョー・パスアル・ディ・メオラなどや、テッド・グリーンの『Soro Guiter』などから影響を受けたとされる。
さらにプリンスのファンク・ミュージック、スティーブ・レイ・ヴォーンのブルース・ギター、ウィンダム・ヒルのマイケル・ヘッジスのアコースティック・ギターやアフリカのギター・ミュージックと、彼の興味は尽きることがない。

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それらの多方面な音楽をバック・ボーンとしたスティーブ・ヴァイの奏法は、当然多くのロック・ギタリストが採用するマイナー・ペンタトニック、ブルース・ベースというありきたりな表現を大きく逸脱する。(※コード理論はここで)

ソロやメロディはほとんどリディアン・モードで構築され、ストレートなマイナー・コードに固執せずミクソリディアンやドリアンを好む。
例えば、ほとんどマイナーに聞こえるメジャー6th、9thといったドリアン・サウンドを多様する。
リズム面では、フランク・ザッパから学んだポリ・リズムをいかし8/8拍子の上に7/8のリズムを積み上げて曲にアクセントを作る。
その上で、ジミ・ヘンに触発されたコード・メロディ、ウェス・モンゴメリー・スタイルのオクターブ奏法、ペダル・トーン、トライアドでのハーモニクスなど、正に変幻自在なギター・テクニックで聴く者の想像を超えた演奏を繰り広げる。

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フランク・ザッパのバンドに参加していた頃手にしていたのは、76年製のフェンダー・ストラトキャスターで、ザッパのギター・クルー、ミジェット・スロートマンによる、組み込み式オーヴァー・ドライブ、リング・モジュレーター、EQ、アレン・ピックのストラトブラスター・プリアンプ、フロイト・ローズのトレモロ・ユニット搭載の改造ギターだった。

アルカトラズ、デヴィッド・リー・ロス・バンドの頃は、ジャクソン、ギルド、アイバニーズといったギターを使っていたが、デビッド・リー・ロスとの最初のツアーで盗難にあったという。
80年代末期には、アイバニーズと契約し、JEMモデルの開発に貢献している。
アコースティックは全てギルド製。
弦はディーン・マークレーのブルース・スティール・ストリングス.003-042ゲージで、ダンロップのヘヴィ・ピックで弾きまくる。

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最初のアンプはフェンダー・デラックスで、今でもレコーディングには使っているそうだ。
現在は、マーシャルがメインであるが、JCM800、ジュビリー・シリーズ、JCM900といったヘッドを所有し、VHTパワー・アンプ、メサ/ブギー、ソルダーノのヘッドと多彩に使いこなす。
スピーカー・キャビネットは、マーシャルの30wセレッション・スピーカー4×12。
デヴィッド・リー・ロス・バンド時代のエフェクターは、ローランドSDE-3000デジタル・ディレイ、イーブンタイドSP-26T、949ハーモ・ナイザー、ヤマハSPX-90マルチ・エフェクト・ユニット、アイバニーズSDR-1000ステレオ・デジタル・リヴァーブ、t.c.エレクトロニクス2290ディレイが組み込まれた巨大なラック・システムを使用していた。

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余談ではあるが1986年に、ライ・クーダーと出演した映画『クロスロード』で、彼は悪魔のギター・プレイヤー、ジャック・バトラー役を演じる。
主人公のギター少年とギター・バトルを繰り広げるシーンがあり、正に“悪魔のテクニック”で少年を圧倒するが、結局ブルージーでゆるい少年の演奏に軍配が上がる。
昨今のテクニック至上主義の権化としてスティーブ・ヴァイが登場するのは皮肉な話であるが、それは映画の主題に賛同し、早弾きだけじゃなくフィーリングこそが最も大事なんだ、というヴァイのメッセージだと評価すると、重要な意味を持つB級映画でもある。
未見の方は、是非ご覧いただきたい。

スティーブ・ヴァイの超絶ギター・テクは、彼が培ってきた確かな音楽理論というバック・グラウンドから裏打ちされた必然である!
あえて、昨今のYouTubeなどに見られる、単に世界早弾き合戦的な低俗な指向ではないのだという揶揄を呈しておきたい……。


●Frank Zappa-Stevie's Spanking(Live)

●Alcatrazz-Jet to Jet(Live)

●David Lee Roth-Just Like Paradaise(PV)

●Whitesnake-Slide it In(Live)

●Steve Vai: The Attitude Song (live at the Astoria, London)

●Steve Vai-Tender Surrender(Live)

●For The Love Of God 2007

●Steve Vai-3neckGuiter Solo(Live)

●Joe Satriani,Steve Vai,Erick Jonson-Red House(96Live)

●Steve Vai - "K'm-Pee-Du-Wee" (Teaser)

●Crossroads (1986) duel




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  1. 2008/08/19(火) 16:35:31|
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ジャーニー『REVELATION』/大人のための最新ロック情報11。

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自らの信念を貫くこと。それは容易ではない。
勢いのあるときは、ぶれることなく、息切れすることもなく、周囲の人間ですらそのパワーに吸い寄せられるようにシンパシーと化し、個では不可能な状況さえ打破することが可能となり、さらに前進する。

しかし、勢い回り続ける独楽もやがては失速し、ぶれる。
独楽も重力と空気抵抗には抗えず、最後には静止するのだ。

それは、いつかは尽きる人の生と重なる。
独楽の失速・静止は、まるで人生の比喩のようだ。

1970〜1980年代に、僕が慣れ親しんだロック・バンドたちの昨今の新作を聴いていると、つい “ ぶれない独楽 ” という答えのでないテーマに突き当たってしまう。結論からいってしまえば、ぶれない永久独楽なぞあり得ないのだ。
同意で人の営みが有限である以上、かつての勢い、栄華もまた必ず尽きる。
だが、状況に抗わずにあるがままに、回り続ける努力は可能であり、その行為こそが “ 信念 ” なのだと、僕は最近思えるようになった。

そう “ 信念 ” とは “ もがき ” と、僕の中では同意なのだ。

昨年4月のナイト・レンジャーあたりを皮切りに、クラシック・ロック・ムーヴメントが動きはじめた。

5月、ラッシュ、新作リリース。
6月、ボン・ジョヴィ、新作リリース。
6月、オジー・オズボーン、新作リリース。
9月、ヴァン・ヘイレン復活。
11月、レッド・ツェッペリン復活。
11月、イーグルス、新作リリース。

今年に入り、
4月、ホワイト・スネイク、新作リリース。
4月、デフ・レパード、新作リリース。
5月、マイケル・シェンカー、新作リリース。
5月、ドッケン、新作リリース。
6月、モトリー・クルー、新作リリース。
6月、ジューダス・プリースト、新作リリース。

このあとも秋までに、メタリカ、クイーン+ポール・ロジャース、AC/DC、ガンズ・アンド・ローゼスなどのリリースが続く模様。
あたかも、1980年代にタイム・スリップしたかのようなリリース・ラッシュ!

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そして、今回のジャーニー『REVELATION』である。
だが、何故か日本盤が発売されていない。かつて絶頂期にワールド・ツアーの最初と最後を日本公演で飾り、締めくくったほどの人気バンドに、冷たくはないか?

さて、既にご存知のことかと思うが、現在のジャーニーにはスティーヴ・ペリー(Vo)は存在しない。
ドラマーもディーン・カストロノヴォに替わっている。

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新ヴォーカリストは、40歳のアーネル・ピネダというフィリピン人である。
アーネル・ピネダは幼い頃から、母のリクエストに答え、ラジオで聴き覚えたバーバラストライザンドやカーペンターズを歌っていた。
アーネルの才能に気づいた仕立て屋の母は、コンテストのたびの彼に衣装を新調するほど熱心に応援したが、アーネルが13歳のときに他界してしまう。
それを期に一家の家計はどん底へと落ち、一時アーネルはホームレスとなり、マニラ・パークでスクラップを集めて売り、暮らしていたこともあるそうだ。正にフィリピン版ホームレス中学生である……。
そして亡き母から受けた “ 歌うこと ” で、大人になったアーネルは、シンガーの道へ進むこととなり、マニラ、香港の小さな箱でポリス、レッドツェッペリン、ジャーニーらの曲を演奏するカヴァー・バンド、ZOOのヴォーカリストとして生計を立てていた。

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そこにジャーニーのニール・ショーン(G)が、偶然YouTubeでZOOのクリップを発見。昂奮したニールは真夜中にもかかわらずキーボードのジョナサン・ケインに電話したという。
そして昨年暮れに、米国でオーディションし、アーネルは見事ジャーニーの新ヴォーカリストとして正式加入を果たしたのである。

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ニール・ショーンから最初に国際電話でオファーを受けたとき、

「冗談だろ? って取り合わなかったんだ」(アーネル・ピネダ談)

だが、天から降って湧いたようなチャンスに、米国行きを決意。
ビザ取得のため領事館に向かうが、渡航目的を聞かれ、ジャーニーのヴォーカル・オーディションを受けるためだと答えると、にわかに信じてもらえなかったそうだ。
領事館員に、「じゃあ、ジャーニーの “ Wheels in the sky ” って曲を知っているか?」といわれ、その場で一節を歌って聞かせたところ、一発でビザを発給したという。

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実は、プロデューサーのケヴィン・シャーリーは、アーネルを米国に呼んで、新曲2曲だけ録音し、フィリピンへ帰すつもりだったそうだ。ところがあまりに高度な歌唱力を供え、なんといってもメンバーがあたかもスティーヴ・ペリーの分身のように彼を受け入れてしまった。
結局、新曲全曲と往年の名曲のリメイク、ツアーとトントン拍子にアーネルが加入した新生ジャーニーは動き出したのだ。
涙がでそうなシンデレラ・ストーリーではないか。
おまけに日本人のような風貌のアーネルには、自ずと感情移入してしまう。
マニラの場末のクラブで歌う、ZOO時代のアーネルを観ると泣けてくる。
彼の40年の苦労と努力、才能が、海を渡り、正に雲の上の存在だったニール・ショーンによって見いだされたのだ。

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ディスク:1
01. Never Walk Away ←チェック♪
02. Like A Sunshower ←チェック♪
03. Change For The Better ←チェック♪
04. Wildest Dream ←チェック♪
05. Faith In The Heartland ←チェック♪
06. After All These Years ←チェック♪
07. Where Did I Lose Your Love ←チェック♪
08. What I Needed ←チェック♪
09. What It Takes To Win ←チェック♪
10. Turn Down The World Tonight ←チェック♪
11. The Journey (Revelation)
12. Let It Take You Back (Exclusive bonus track for Europe) ←チェック♪

ディスク:2
01. Only The Young ←チェック♪
02. Don't Stop Believin' ←チェック♪
03. Wheel In The Sky ←チェック♪
04. Faithfully ←チェック♪
05. Any Way You Want It ←チェック♪
06. Who's Crying Now ←チェック♪
07. Separate Ways (Worlds Apart) ←チェック♪
08. Lights ←チェック♪
09. Open Arms ←チェック♪
10. Be Good To Yourself ←チェック♪
11. Stone In Love ←チェック♪

以上、チェックしていただいただろうか?
そうなのだ。
アーネル・ピネダの声色が、スティーブ・ペリーにそっくりなのである。
詰まりアーネルによって、変わらないジャーニーが存続している。
クリカンこと栗田貫一の物真似で、ルパン三世を成立させているような状況が、いまのジャーニーである。

いまや四半世紀を経たロックも歴史と化し、止まってしまった感がある。
21世紀だからとはいえ全く新しい、ロック以上の音楽は生まれていないのだ。
このブログ含め、ロックは語り継がれるものになってしまった。

今回のジャーニー『REVELATION』も、意外な事実(REVELATION)どころか、僕にはお約束のジャーニー節が満載で、非常にありがたいし心地よい。
ジャーニーもまた “ ぶれない独楽 ” となり、信念=あがきを貫いている。
無論、嬉しくないわけがない。懐かしさ、たくさんのパワーをもらっていると思う。

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僕らオヤジ・ロックファンは、どうしても往年の彼らをもとめてしまうし、バンド側も心得ているのか、それ以上になれないのか? どうだい。君の好きなあの頃の音だろ? とでもいうようにお約束の音源をリリースしてくる。

ただ、そこに安住する僕もまた、既に止まってしまったオヤジなのだろうか……。
大人のロック。なおも暗中模索は続く。






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  1. 2008/07/17(木) 13:00:56|
  2. 大人のロック。
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ジューダス・プリースト『NOSTRADAMUS』/大人のための最新ロック情報10。

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益々パワー・アップする、クラシック・ロック・ムーヴメント!

往年のバンドのリリース・ラッシュに、聴き込みに追われ、ブログ更新が滞りがち。
そんな中、さらにクイーンメタリカAC/DCらの新作が秋までにリリースを控えている模様。たぶんガンズもね!
AC/DCは、イーグルス同様全米のウォルマートで独占販売。(日本では通常販売)
メタリカは、なんとCDRを販売し、キー・ワードを取得。
PCからアクセスして、楽曲ほか様々なオプション特典をダウンロードできるという趣向。

さて、現在もジャーニーの新譜が、僕の手元でまだ聴けずに放置されています。
なんせ、前回のモトリー・クルーにハマっていたのもつかの間。
その1週間後6月25日には、なんと! メタル・ゴッド、ジューダス・プリースト『ノストラダムス/NOSTRADAMUS』がリリース!!

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ディスク:1
01. Dawn Of Creation
02. Prophecy
←チェック♪
03. Awakening
04. Revelations
←チェック♪
05. The Four Horseman
06. War
←チェック♪
07. Sands Of Time
08. Pestilence And Plague
←チェック♪
09. Death ←チェック♪
10. Peace ←チェック♪
11. Conquest ←チェック♪
12. Lost Love ←チェック♪
13. Persecution ←チェック♪

ディスク:2
01. Solitude
02. Exiled
←チェック♪
03. Alone ←チェック♪
04. Shadows In The Flame
05. Visions
←チェック♪
06. Hope
07. New Beginnings ←チェック♪
08. Calm Before The Storm
09. Nostradamus ←チェック♪
10. Future Of Mankind ←チェック♪

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ジューダス・プリーストといえば、僕が聴いていたのは、1988年『RAM IT DOWN』まで。


ラム・イット・ダウン

その後1993年のベスト『METAL WORKS』発表後、ロブ・ハルフォード脱退。


METAL WORKS 73-93

2003年の15枚目のアルバム『ANGEL OF RETRIBUTION』で、ロブ・ハルフォード復帰。


エンジェル・オブ・レトリビューション(CD)

そして、オリジナル・メンバーでは実に20年、ロブ・ハルフォード復帰後としては5年ぶりの新作が届いた。

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ご存知とは思うが、これが2枚組CD1時間40分におよぶ大作なのである。
そしてメタル・オペラ。そうコンセプト・アルバムである。
1970年代、ロックが多様化し、プログレッシヴ・ロックというジャンルが発生し、クラシック、アート性を加味し、アルバム全体をひとつのテーマでコンセプト化するスタイルが流行した。
ピンク・フロイドキング・クリムゾンエマーソン・レイク&パーマーイエスほか、ある意味レッド・ツェッペリンの『フィジカル・グラフィティ』などもコンセプション・アルバムである。

当時は、音楽を楽しむ環境がいまとはかなり違った。
大型のステレオ・セットの前に鎮座し、これまた大型のスピーカー・セットの前でひたすら陶酔するのが当時の音楽鑑賞であった。
その後ラジカセが流行し、音楽を手軽に持ち運べるようになる。
それがさらに進化し、ソニーが1979年7月1日にウォークマンを発売。
音楽は、持ち運べるものから、身につけるものへと変化した。
そのアクティブな鑑賞スタイルに平行するように、大仰なコンセプト・アルバムは姿を消し、世はシングル嗜好時代へと移行する。

そして21世紀。
いまやiPod時代である。
あのビヨンセの父親であり、彼女のマネージメントも手掛ける、ミュージック・ワールド・エンターテインメント代表のマシュー・ノウルズ氏にして、現在のミュージック・ビジネスにおける成功の秘訣はシングル・ヒットにあり、と断言しているのだ。

ずいぶん脱線してしまったが、話をジューダス・プリースト『ノストラダムス/NOSTRADAMUS』に戻そう。(長いって・・・)

そんな時代に逆行するかのようなこのコンセプト・アルバムは、あの16世紀、ルネサンス期フランスの医師、西洋占星術師、詩人であるノストラダムスの生涯をテーマとした大作である。
若い方は知らないかも知れないが、日本でも五島勉が『ノストラダムスの大予言』として紹介し、ベスト・セラー。大予言ブームが沸き起こった。
世紀末世界滅亡予言騒ぎが、社会現象にまでなったが、現在では全く違う視点での評価が生まれ、世界中で様々な研究が続いているのだという。
※http://ja.wikipedia.org/wiki/ミシェル・ノストラダムス師の予言集

2003年『ANGEL OF RETRIBUTION』の成功とそのワールド・ツアー終盤に、ジューダス・プリーストは、長い間の悲願であったコンセプト・アルバムに着手するにあたり、彼等のマネージャー、ビル・カービッシュリーに相談。
ビルはコンセプト・アルバムに必要不可欠な強力なテーマとして、ノストラダムスの生涯を描くことを進言。
因にビルは、あのロック・オペラ『トミー/TOMMY』、『四十人格/QUADRORHENIA』のザ・フーのマネージャーでもある。

触発されたメンバーはツアー終了後、ノストラダムスに関するあらゆる資料を集め、そのドラマティックな生涯に自らを重ねるようにのめり込んでゆく。
そんな、ノストラダムスと共に歩んだ旅(創作期間)が、2年におよび、母親がクラシック・ピアニストだったグレン・ティプトン(G)は、作曲にあたりノストラダムスのルネサンス時代を重ね、多くの曲をキーボードで作曲したそうだ。

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ヘヴィ・メタルを、レザー・コスチュームとハーレー・ダヴィッドソンの重金属イメージと重ね、それらをメタル・ミュージックの概念、“ 様式美 ” として定着させたジューダス・プリーストの信念。
それは、どんなことがあろうと自分の信念を曲げないということ。
その信念を体現するかのように、1971年の結成から37年に渡り、実に16枚のヘヴィ・メタル・アルバムとツアーによって彼等は世界中のメタル・キッズにメッセージし続けてきた。

ノストラダムスが疫病ペストを克服すべく医大から退学処分にあいながらも、特効薬を開発。だが、自らの2人の子供をペストにより失い、尚ペストと戦い、その後も数奇な人生を歩み、1566年7月1日、秘書に、
「明朝太陽が昇る頃にはベッド横の床に横たわり死んでいるだろう」と、予言。
翌朝、自らの予言通りの最期をとげた彼のドラマティックな人生とその信念が、ジューダス・プリーストの信念=メタルとガッチリ融合したのである。

“ 自らの可能性を信ずることにより、願いは成就する ”
この使い古されたような信念は、世俗の流れに抗えなくなっていく我々大人の胸にもずしんと突き刺さる。

だから、『ノストラダムス/NOSTRADAMUS』を何度も何度も聴き、ジューダス・プリーストの信念に僕は同調し、高揚し、汚れた自分を叱咤するのである。




ジューダス・プリースト/ノストラダムス(CD)



♪ジューダス・プリースト公式HP



♪ジューダス・プリースト9月来日!







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  1. 2008/07/09(水) 20:55:57|
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モトリー・クルー『SAINTS OF LOS ANGELES』/大人のための最新ロック情報9。

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クラシック・ロック・ブーム真っ盛り!
なんと、6月18日には、モトリー・クルーの新譜『セインツ・オブ・ロスアンゼルス/SAINTS OF LOS ANGELES』がリリースされました。
おかげで、聴きこみに時間を要し、思うままにブログを更新できません。

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既に聴いている方も多いと思いますが、全米チャート第1位を獲得した5thアルバム『ドクター・フィールグッド』を越えたとか越えないとか、賛否両論渦巻いております。


モトリー・クルー/ドクター・フィールグッド(紙ジャケット仕様)

日本のマーケットでは、さすがに派手なチャート・アクションはないが、それでもワールド・ツアー含め、来日公演もオプショナル化されれば、バンドには相当な収益が入るわけです。
単なる金儲けのための、新譜リリースなのか?
メンバーとて、みな往年の頃から30年前後の時が経ち、もう一花! 的な部分も多分にあるでしょう。
クラシック・ロック・ブームが、本物か否かは、全て新譜の出来不出来次第。

話をモトリー・クルー『セインツ・オブ・ロスアンゼルス/SAINTS OF LOS ANGELES』に戻すが、今回は完全にオリジナル・メンバーでの復活であり、スタジオ・アルバムとしては1997年『GENERATION SWINE』以来、11年ぶりの新譜である。

Motley Crue Saints of Los Angeles press conference ←チェック♪

6月17日付けのオリコン・デイリー・チャートでは初登場7位を記録。因に1位〜6位は全て邦楽アーティストのため、洋楽アーティストでは首位。

先行シングルの表題曲 “ セインツ・オブ・ロスアンゼルス ” のPVと、数曲のライヴ映像は既にYouTubeを通じて公開され、センセーションを巻き起こした。(※同様のPVとライヴ映像、記者会見模様などが付録DVDにも収録されている)

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ネット上での賛否を観ていると、『ドクター・フィールグッド』ほどの楽曲がない、といった批評を眼にするがどうだろう。
僕はかなり良い出来だと思う。

そもそも、問題児ニッキー・シックスのドラッグ体験を中心とした自伝「THE DIRT」に基づき楽曲化したのが、ニッキー率いるソロ・プロジェクトであるSIXX:AMであり、今回の新譜もその延長線上に位置する。

Sixx:A.M. - Life is Beautiful ←チェック♪
SIXX:A.M. Accidents Can Happen ←チェック♪
Sixx:A.M.-Pray For Me ←チェック♪

楽曲のほとんどは、ニッキーと、SIXX:AMのジェイムズ・マイケル(Vo)とDJアシュバ、そしてソング・ライターのマーティ・フレデリクセンが核となり書かれた。そこにミック・マーズとトミー・リーが参加して仕上げたそうである。
そして、プロデューサーは同SIXX:AMのジェイムズ・マイケルである。
実はこの人、スコーピオンズの新作のプロデュースも手掛ける多才なミュージシャンでもある。

01. L.A.M.F ←チェック♪
02. フェイス・ダウン・イン・ザ・ダート ←チェック♪
03. ホワッツ・イット・ゴナ・テイク ←チェック♪
04. ダウン・アット・ザ・ウイスキー ←チェック♪
05. セインツ・オブ・ロスアンゼルス ←チェック♪
06. マザーファッカー・オブ・ジ・イヤー ←チェック♪
07. ザ・アニマル・イン・ミー ←チェック♪
08. ウェルカム・トゥ・ザ・マシン ←チェック♪
09. ジャスト・アナザー・サイコ ←チェック♪
10. チックス=トラブル ←チェック♪
11. ディス・エイント・ラヴ・ソング ←チェック♪
12. ホワイト・トラッシュ・サーカス ←チェック♪
13. ゴーイン・アウト・スウィンギン ←チェック♪
14. キック・スタート・マイ・ハート(ライヴ) ←チェック♪
15. セインツ・オブ・ロスアンゼルス(ライヴ) ←チェック♪

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何より、今回は日本盤をお薦めしたい。
英語が堪能な方はともかく、詩の内容が壮絶である。
ガキの頃から、L.Aのはみ出し者だったメンバーの成功とその果ての葛藤が剥き出しとなった詩のひとつひとつが、モトリーの肉声としてリアルに突き刺さってくる。僕が特に気に入ったのが導入の “ フェイス・ダウン・イン・ザ・ダート ” である。

ガキの頃「おまえは生まれつきの負け犬だ」
 とばかり言われて
そんな俺が命かけてたのはルール破り

目指すのは世界制覇
数え切れない女とヤルこと
スーツなんか着るもんか
あんたみたいにゃなりたくねえ

そんなことなら死んだほうがまし
死んだ方がまし
頭に銃弾ブチこまれて
顔から地面に突っ伏したほうがまし

(※一部抜粋。対訳:中村美夏)

どう?
これぞモトリー。
アキバで惨劇を引き起こした、どこぞの引き蘢り青年に聴かせたいぜ、全く。

メンバーは、僕とほぼ同世代。
五十峠を迎えたオヤジが、

“ 頭に銃弾ブチこまれて 顔から地面に突っ伏したほうがまし ”

と、全身全霊シャウトしているのだ。

これぞ、ロックである!!

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【送料無料選択可!】ザ・セインツ・オブ・ロスアンゼルス デラックス・エディション [SHM-CD +...



モトリー・クルー・オフィシャル・サイトでも、『セインツ・オブ・ロスアンゼルス/SAINTS OF LOS ANGELES』全曲試聴開始!








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  1. 2008/07/02(水) 18:48:14|
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ドッケン『Lightning Strikes Again』/大人のための最新ロック情報8。

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ここのところ、往年のロック・バンドの新作ラッシュが続いています。

なんとこの現象は、クラシック・ロック・ブームといわれているらしい。
なんでも命名したがるメディアには頭が下がるが、昨年のレッド・ツェッペリン再結成含め、確かに世界中でオヤジのロックが再燃していることは事実。

何かと財布が痛い状況が続くが、1980年代中期に活躍したドッケンまでも6年ぶりの新譜『ライトニング・ストライクス・アゲイン/Lightning Strikes Again』発表!

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知らなかったが、2004年に発表した『HELL TO PAY』は、ドン・ドッケンのソング・ライティングが迷走し、不作だったそうで日本発売が叶わなかったとか。

※ドッケンの来歴は、ここで。

ドッケンのオリジナル・メンバーは、
ドン・ドッケン(Vo)
ジョージ・リンチ(G)
ジェフ・ピルソン(B)
ミック・ブラウン(D)
1988年、日本公演を最後に解散。

1994年にオリジナル・メンバーで再結成を果たすが、当時のシーンには乗り切れずジョージ・リンチ(G)が脱退。
1999年には、元WINGERのレブ・ビーチ(G)加入。
その後、元ヨーロッパのジョン・ノーラム(G)が加入するも、ツアー中の怪我で脱落。ジェフ・ピルソン脱退。
その後ジョージ・リンチとジェフ・ピルソンは、Lynch Mobを結成。

Lynch Mob - Wicked Sensation ←動画をチェック♪
Lynch Mob - Tangled In The Web ←動画をチェック♪
Lynch Mob - River of Love Video ←動画をチェック♪

2004年にジョン・レヴィン(G)と、バリー・スパークス(B)が加入し、現在の布陣となった。
ジョン・レヴィンは弁護士で、ジェフ・ピルソンの顧問弁護士だったらしく、その関係で加入に至ったのだとか……。

02Dokken_08_6_18.JPG

さて今作の仕上がりであるが、アルバム名にバンドの人気を決定づけた1985年3rdアルバム『UNDER LOCK AND KEY』収録曲のタイトルを冠したことや、ジャケット・デザインには全米TOP13まで上昇し、最も売れた1987年のアルバム『BACK FOR THE ATTACK』のイラストレイター、デイヴ・ウィリアムスを配するなど、前回のマイケル・シェンカー同様、バンド全盛時への原点回帰をことさらアピールしている。

不振だった90年代のアルバムは聴いていないが、ドン・ドッケンのヴォーカル・スタイルは往年の頃と比べると微妙な変化は見られる。
やはり寄る年並にか、全盛時からは多少パンチが落ちた感があり、よりナイーブでセンシティブな方向性が感じられると、僕は思う。

03Dokken_08_6_18.jpg

ただ今作が間違えなくメンバーも認める、原点回帰作たる由縁を探るならば、ジョン・レヴィンのギターである。
これが見事にジョージ・リンチを彷彿させるからだ。


ドッケン Dokken / Back For The Attack (輸入盤CD)

今作と『BACK FOR THE ATTACK』を聴き比べてみた。
一部ではあるがYou Tubeで拾ってみた。例えば、

“ Standing In The Shadows ” と今作の1曲目。
“ Night By Night ” と今作の3曲目。 ←動画をチェック♪
“ So Many Tears ” と今作の9曲目。
“ Sleepless Nights ” と今作の6曲目。
“ Mr.Scary ” と今作の12曲目。 ←動画をチェック♪
“ Dream Warriors ” と今作の11曲目。 ←動画をチェック♪

など、あたかもジョージ・リンチをリスペクトしているとしか思えないほど、ジョン・レヴィンのリフが酷似しているのだ。

01. Standing on the Outside
http://www.dokken.net/songsamples/LSA-SOTO.wma ←曲をチェック♪
02. Give Me a Reason
03. Heart to Stone
http://www.dokken.net/songsamples/LSA-HOS.wma ←曲をチェック♪
04. Disease
05. How I Miss Your Smile
06. Oasis
07. Point of No Return
http://www.dokken.net/songsamples/LSA-PONR.wma ←曲をチェック♪
08. I Remember
09. Judgment Day
10. It Means
http://www.dokken.net/songsamples/itmeans-clip.wma ←曲をチェック♪
11. Release Me
12. This Fire
http://www.dokken.net/songsamples/thisfireisdyin-clip.wma ←曲をチェック♪

最初に聴いたときは、あれ? ギターはジョージ・リンチなのか? なんて間抜けなことを思ってしまった……。
残念ながら、僕が指摘した楽曲がほとんどYouTubeにあがっておらず、説得力に欠けるかも知れないが(悔しい)、お好きな方は是非比べて聴いてみることを薦める。

結論をいおう。
ドン・ドッケンはいい加減気づくべきである!
例え、人間的に反りが合わずとも、ジョージ・リンチとプラス/マイナスの両極でギリギリの緊張感があったればこその全盛時だったことを!!

だから今作を聴きながら、やはり僕はジョージ・リンチの復帰を願って止まない。

04Dokken_08_6_18.jpg



♪DOKKEN公式HP




[ドッケン] ライトニング・ストライクス・アゲイン

♪試聴はここで。







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  1. 2008/06/18(水) 14:14:24|
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マイケル・シェンカー『In The Midst of Beauty』/大人のための最新ロック情報7。

00msg2007.jpg


すっかり更新が滞ってしまいました。
理由は、今回取り上げるマイケル・シェンカーの問題の新譜である。
ず〜っと、聴きこんでいました……。

『イン・ザ・ミッドスト・オブ・ビューティー/In The Midst of Beauty』は先月21日発売。2年ぶりのオリジナル・スタジオ・アルバムである。

01msg_4227.JPG

今回のアルバム・クレジットは、MSG・SCHENKER-BARDENとなっている。

2006年11月の日本公演における演奏放棄、2007年夏のアルコール依存によるトラブルからのリハビリ・センター入院などで、さすがに周囲の信用を失いつつあったマイケル・シェンカーが、再びゲイリー・バーデンをヴォーカルに据え、ニール・マーレイ(B)ドン・エイリー(KEY)サイモン・フィリップス(D)というほぼ1980年ファースト・アルバム『神(帰ってきたフライング・アロウ)/THE MICHEL SCHENKER GROUP』の全盛期と同様の布陣にこだわったことは往々に理解はできる。

単純にMSGでのクレジットを避けたのは、単にこのアルバムはセッション・アルバムだからであり、上記ミュージシャンたちとはバンドとしての正式な契約がかわされておらず、現に8月に決定した来日公演ではマイケル&ゲーリー以外、クリス・グレン(B)ウェイン・フィンドレイ(G&KEY)テッド・マッケンナ(D)という布陣になっている。

要は、いまやマイケル・シェンカーは自身のギター演奏に主眼を置いており、バンドとしての重要性は重んじてはいない。
ある意味、イングヴェイ・マルムスティーン状態である。

どんなに我侭で、弱子な駄目人間であろうと、あくまで “ 神 ” と崇めてくれる日本のありがたいファンのため、MSGの全盛時回帰をアプローチしたところで、今回のアルバムの仕上がりまでも名作ファーストの域に達するものでもない。

僕も兼ねてから主張してきたことだが、 マイケル・シェンカーという孤高の天才ギタリストが今ひとつ世界メジャーに乗れなかったのは、ヴォーカリストに恵まれなかったからだ。
特にゲイリー・バーデンが仇となっていると、僕は思う。
今回の懲りないゲイリー・バーデン起用に、マイケル・シェンカーという人のギタリストとしてのワンマンぶりと大いなる勘違い、あるいは精神的なもろさが相変わらず垣間見れてしまうのだ。

肝心な今作のマイケル・シェンカーの演奏は、残念ながら光輝く名曲はないにせよ、ソリストとしてばかり取り沙汰されてきた彼にしては、随所にハッとするほどのリフが散りばめられている。

01msg_4223.JPG

01. CITY LIGHTS ←曲をチェック♪
02. COMPETITION
03. I WANT YOU ←曲をチェック♪
04. END OF THE LINE
05. SUMMERDAYS ←曲をチェック♪
06. A NIGHT TO REMEMBER ←曲をチェック♪
07. WINGS OF EMOTION ←曲をチェック♪
08. COME CLOSER
09. THE CROSS OF CROSSES ←曲をチェック♪
10. NA NA
11. I AM THE ONE
12. IDE ON MY WAY
※全曲、シェンカー/バーデンがソング・ライティング。

3、4、6、8、10のヘヴィなリフは、非常に僕好み♪
6における、パープルのスモーク・オン・ザ・ウォーターを彷彿させるリフも愛嬌で、相変わらずの泣きのソロも健在なのである。

しかし、である!
それらの全てをゲイリー・バーデンのヴォーカルがぶち壊す。
ゲイリー・バーデンとてよる年並にか、まずシャウトがない。まあ、下手なので無理にシャウトしてほしくもないが、ステージではどうするつもりなのか?
彼的にはミュートの効いた大人なヴォーカル・スタイルという境地なのかも知れないが、どえらい勘違いである。
ただでさえ、ヴィヴラートでピッチが外れる弱点があるのに、盛んにそれを繰り返す。さらに下手糞なラップまでやっちまうもんだから、もうグチャグチャ。
台無しである……。
ほんとにゲイリー・バーデンって男は、根っからのイモなのだ。

実は今作のヴォーカルには、当初、あのパープルグレン・ヒューズにも白羽の矢をたてていたそうである。
だが、原点回帰にこだわったマイケル・シェンカーは、ゲイリー・バーデンを選んだのだ。
大体、バンドとしてピークは1982年のグラハム・ボネット在籍時である。

グレン・ヒューズが良かったのかは、さておき。
自身の栄光を阻み続けてきたゲイリー・バーデンをもって、原点回帰とするマイケル・シェンカーの今後は、相変わらず茨の道としか、僕には思えない……。




イン・ザ・ミッドスト・オブ・ビューティー
♪試聴はここ



※過去のマイケル・シェンカー記事。
マイケル・シェンカー/大人になれないオヤジのロック2
UFO(お宝動画付き)/大人になれないオヤジのロック38。
スコーピオンズ/大人になれないオヤジのロック41。
SUPER ROCK '84 IN JAPAN/大人になれないオヤジのロック60。







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  1. 2008/06/12(木) 14:59:39|
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アイアン・メイデン近況/大人のための最新ロック情報6。

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5月14日、アイアン・メイデン最新ベスト盤『時空の覇者』リリース!


時空の覇者

主に彼等の絶頂期、1980年代のアルバムからの選曲。

『時空の覇者/Somewhere Back In Time』
01. Churchill Speech ←動画をチェック♪
02. Aces High
03. 2 Minutes To Midnight ←動画をチェック♪
04. The Trooper ←動画をチェック♪
05. Wasted Years ←動画をチェック♪
06. Children Of The Damned ←動画をチェック♪
07. The Number of The Beast ←動画をチェック♪
08. Run To The Hills ←動画をチェック♪
09. Phantom Of The Opera -- Live ←動画をチェック♪
10. The Evil That Men Do ←動画をチェック♪
11. Wrathchild -- Live ←動画をチェック♪
12. Can I Play With Madness ←動画をチェック♪
13. Powerslave ←動画をチェック♪
14. Hallowed Be Thy Name ←動画をチェック♪
15. Iron Maiden -- Live ←動画をチェック♪

いや〜、改めて動画で遡ると、懐かしの名曲揃いだ。
まあ、ベスト盤でお茶を濁さず、オリジナル・アルバムを期待したいところだが、活動歴33年目に突入したアイアン・メイデンの米国での人気はいまも衰えを知らない。

ベスト盤『時空の覇者』リリースに伴い、あの米Billboard誌2008年5月17日号(5月10日発売)は、40ページの別冊付録を設け、さらにあの伝統の表紙ロゴが、アイアン・メイデンのロゴ書体でデザイン統一されているのだ!
無論、由緒正しきBillboardロゴが掲載されなかったのは、同誌史上初。
正にメイデン・ジャック!

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別冊誌面では現在行われている “ サムホエア・バック・イン・タイム・ワールド・ツアー ” やバンド自身と彼らを取り巻く主要な面々、ワールド・プレミア・ライヴ・バンドとしての彼らの華やかな歴史が特集されているそうだ。



そしてなんと、ブルース・ディッキンソンが操縦する飛行機 “ エド・フォースワン ” に搭乗してノルウェー公演を観覧できる、超豪華プレゼント・キャンペーンも実施中とか。

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ヴォーカル、ブルース・ディッキンソンは飛行機の操縦免許を持ち、自らツアーの専用機を操縦して来日してしまうほどの腕前の持ち主。
とはいえ、セスナなんかじゃありません。ボーイング757!
びっくり!! エアバスである。

ブルース・ディッキンソンは、バンド全盛期の1980年代にも、フェンシングに凝っていて、かなりの腕前らしく日本の『BURRN!』誌などでも、当時フル装備の騎士スタイルでグラビアを飾っていた。
こんどは本格的な飛行操縦免許とは。この人もかなりの凝り性と見た。

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今回のキャンペーンは、そのブルースが運転する飛行機に乗り、ロンドンから彼らのノルウェー公演を見にいけるという、前代未聞の企画。

当選者には、往復の航空券とコンサート・チケット、開場前にステージ上でブルース・ディッキンソン機長と記念撮影+直筆サイン、さらには機内バッグのお土産つき。日本からの当選枠は2名!
応募は、今回のベスト盤を含む対象商品の応募券を集めて可能とのこと。詳しくは以下にて。

♪アイアン・メイデン/日本オフィシャルサイト



ところで、こんな動画も発見しました。
いったいこの人は、どこに向かってるんだ???



♪アイアン・メイデン公式HP

♪アイアン・メイデン来歴はここで。






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  1. 2008/05/28(水) 01:31:52|
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ツェッペリン・ワールド・ツアー?/大人のための最新ロック情報5。

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何かとお騒がせの、レッド・ツェッペリン
昨年12月の再結成ライヴ以来、ワールド・ツアーの噂が絶えない。

ツェッペリンのスポークスマンは、本格的なワールド・ツアーの噂については完全否定した。
しかし、ジミー・ペイジは最新号の『Guitar World』誌で、

「ものすごい需要があるんだから、一度きりなんて馬鹿げているよ。一度しかやらないなんて、身勝手だと思う。それなら最初からやるべきじゃないよね」

と思わせぶりに語った。
なんとワールド・ツアーの噂のネタ元は、ジミー・ペイジ本人なのだ。

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例えばザ・カルトのリード・シンガー、イアン・アストベリーが、昨年秋のオハイオのクラブ “ Bogart’s ” で行われたギグの最中、「来年は復活する」と語った。

「Lで始まってZが含まれている某バンドのオープニング・アクトをする予定だからね」

と発言したことでにわかにツェッペリン・ワールド・ツアー説が浮上。

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ザ・カルトといえば、
Ian Astbury (vocals)、Billy Duffy (guitars)、Matt Sorum (drums)のトリオ編成のバンド。
元々ポジティヴ・パンク・バンドで、1987年に発表した『エレクトリック』から、プロデューサーに当時ビースティー・ボーイズとの仕事で脚光を浴びたリック・ルービンを迎え、バンド・サウンドがパンクからもろにHR/HMアプローチに変化。



当時、ギター・テクが上がるとパンクの連中はメタルに転身する、なんて揶揄を浴びたが中々のアルバムで僕も当時かなり聴きこんだバンドである。

The Cult - Wild Flower ←動画をチェック♪
The Cult - Lil Devil ←動画をチェック♪
The Cult - Born to be wild/Jonathon Ross 1989 ←動画をチェック♪
The Cult - FireWoman ←動画をチェック♪
The Cult - Sweet Soul Sister ←動画をチェック♪

彼らは1994年に6枚目のアルバム『ザ・カルト』を発表した後、アメリカ・ツアーの途中で解散。2000年には再結成しているが低迷したままだ。
そんな彼らにワールド・ツアーのオープニング・アクトの依頼が、ツェッペリンから舞いこむこと自体眉唾っぽいが、

「俺は “ ザ・カルトが彼らとツアーができたら素晴らしいと思わないか? ” っていっただけだ。彼らが(12月にロンドンで)再結成するって聞いたから、そういったまでだ。それ以上のことは考えてなかった。まったく、世間知らずの奴らが多く、物事は誇張されがちだってことがよくわかるよ。尾ひれをつけて書きたてられただけだ」

と後日、イアン・アストベリーが弁解? している。
ツェッペリンの再結成関連のニュースは、期待されるだけに、誇張され報道されることが多いのだろう。

だが、またまたこんなニュースも飛びこんで来た。
先月、相次いで新作を発表したホワイト・スネイクデフ・レーパード
10月23、24日、武道館公演も決まり、僕も楽しみにチケット到着を待っているところだが、こんどはデイヴィッド・カヴァーディルがこんな発言をしたらしい。

01zep_08_5_20.jpg

Whitesnake - Lay Down Your Love ←動画をチェック♪

「レッド・ツェッペリン・ワールド・ツアーのオープニング・アクトを務めるのは俺たちだ!」

さらに、contactmusic.comによると、カヴァーディルは以下のように語っている。

「ツェッペリンのギタリスト、ジミー・ペイジから連絡が来るのを楽しみに待ってるんだ。もちろん、ツアーに同行してくれって内容のね」

「やる気満々だよ。大金を稼ぎ出すツアーになるね」

「ワールドツアーを何度もやっているけど、車イスに乗ってるようなストーンズとは違って、ツェッペリンのツアーは本当に素晴らしいものになるだろうな」

1993年に『Coverdale-Page/カヴァーディル・ペイジ』で、ユニット・アルバムを発表した経緯もあり、2人は旧知の仲。もしほんとうにツェッペリン・ワールド・ツアーの可能性があるなら、全くあり得ない話でもない。

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Coverdale/Page - Take Me For A Little While ←動画をチェック♪
Coverdale Page: Shake My Tree ←動画をチェック♪
Coverdale/Page - Black Dog ←動画をチェック♪

しかし、やはり冒頭のジミー・ペイジの発言が火元なのか?
はたまた極秘のうちに水面下で、ワールド・ツアーの準備が進められているのか??

さて、どうなることやら……。






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  1. 2008/05/20(火) 21:00:00|
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デフ・レパード、新譜・祝来日♪/大人のための、最新ロック情報4。

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前回のホワイト・スネイクに続き、1980年代の往年ロック・バンドのリリース・ラッシュが続いています。

オリジナル・スタジオ・アルバムとしては、『X』以来6年ぶり。
先月28日、デフ・レパード『Songs From The Sparkle Lounge』がリリースされた。


ソングス・フロム・ザ・スパークル・ラウンジ

※デフ・レパード来歴は過去記事で!

ジョー・エリオットの自宅で録音された今作はプロデューサーにローナン・マックヒューを迎え入れ、 『パイロマニア』『ヒステリア』的な楽曲を、硬質で骨太な『High 'n' Dry』的サウンド・プロダクションで組みあげたとのこと!

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僕は、レコーディングのメイキング&インタビュー、シングル “ Nine Lives ” のPV入りボーナスDVD付きスペシャル・エディション版¥2890を渋谷HMVで購入。(大人ですから)
こちらと紙ジャケ盤(アルバムと同時発売)だけが高音質で話題のSHM-CD仕様!

01. Go(Collen/Elliott) ←曲をチェック♪
02. Nine Lives(Collen/Savage/Elliott/McGraw)←動画をチェック♪
03. C'Mon C'Mon(Savage) ←曲をチェック♪
04. Love(Savage) ←曲をチェック♪
05. Tomorrow(Collen) ←曲をチェック♪
06. Cruise Control(Cambell) ←曲をチェック♪
07. Hallucinate(Collen) ←曲をチェック♪
08. Only The Good Die Young(Cambell) ←曲をチェック♪
09. Bad Actress(Elliott) ←曲をチェック♪
10. Come Undone(Elliott) ←曲をチェック♪
11. Gotta Let It Go(Cambell) ←曲をチェック♪
リード・シングル “ Nine Lives ” はカントリー界のスーパースター、Tim McGrawをフィーチャー。

デフ・レパード現在のメンバーは、
●ジョー・エリオット (Joe Elliott) :リードヴォーカル アコースティックギター ピアノ
●リック・サヴェージ (Rick Savage):ベース ヴォーカル
●リック・アレン (Rick Allen) :ドラム担当。
●フィル・コリン (Phil Collen) :ギター ヴォーカル
●ヴィヴィアン・キャンベル (Vivian Campbell) :ギター ヴォーカル

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肝心の仕上がりだが、正に『パイロマニア』『ヒステリア』的なアプローチではあるがデフ・レパならではの粒揃いな楽曲が健在で懐かしくも、リック・サヴェージやヴィヴィアン・キャンベルらによるビートルズを彷彿させるポップ・ソング “ Love ” “ Only The Good Die Young ” が良いアクセントとなり新境地を見せている。

Def Leppard - Rock! Rock! Till You Drop ←動画をチェック♪
Def Leppard - Photograph ←動画をチェック♪
Def Leppard - Foolin ←動画をチェック♪
Def Leppard - Women ←動画をチェック♪
Def Leppard - Love Bites ←動画をチェック♪
Def Leppard - Hysteria ←動画をチェック♪

なにより『パイロマニア』『ヒステリア』時代のスティーヴ・クラーク(1991年没)&フィル・コリンのギター・アンサブルは即興性を排除して徹底的に構成・構築されたものだったが、ヴィヴィアン・キャンベルの緻密な構成の中にもレスポール+ワウ・ペダル効果がワイルドで、よりメタリックなサウンドが醸しだされている。

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バンドは先週金曜日(5月9日)、ニュー・アルバム『Songs From The Sparkle Lounge』のリリースを記念しロンドンのイズリントン・アカデミーでパフォーマンス。30年におよぶキャリア、6,500万枚ものアルバムを売ってきた彼らが、たった800人のファンの前でプレイするのは25年ぶりだという。

ジョー・エリオット曰く、
「スタジアムはある程度、安全だ。でも、こういった小さなギグになると、オーディエンスが俺たちについて何話してるのかマル聞こえだし、彼らが置いたビールのグラスにも気をつけなきゃならない」
「何度かマイク・スタンドを持ち上げようと思ったんだけど、サヴ(リック・サヴェージ/ベース)の頭に振り落としちゃうんじゃないかって心配したよ」と語っている。

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『Songs From The Sparkle Lounge』は、Billboard Top 200アルバム・チャートの5位をマーク。英国のチャートでも10位に初登場。
日本でも、5月12日付オリコン洋楽アルバムチャートで6位。

因に前回ホワイトスネイクの記事でもお知らせした、デフ・レパード&ホワイトスネイクのダブル・ヘッド・ライナーによる公演が、10月23、24日に東京・日本武道館でも実現することが9日発表された。

DVDには、フィル・コリン&ヴィヴィアン・キャンベルによる全曲解説&レコーディング模様が収録されているが、ジョー・エリオットの自宅でメンバー全員が膝を突き詰め寝食を共にしながらの製作模様が興味深い。

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そして、映像を観ているうち、メンバーの健在ぶりに妙に感激。
本日午前11時からの、インターネット・チケット先行販売で、10月24日(金)のS席チケットを買いました〜♪(大人ですから!)

ホワイト・スネイクは3度目(武道館では2度目)、無論いまの布陣では初。
デフ・レパは全く初めてなので、久しぶりにオヤジは高揚しております!!



♪デフ・レパード公式HP






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  1. 2008/05/13(火) 18:14:24|
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ホワイト・スネイク『グッド・トゥ・ビー・バッド/GOOD TO BE BAD』/大人のための、最新ロック情報3。

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先月、23日。
ホワイト・スネイク11年ぶりのスタジオ・アルバム『グッド・トゥ・ビー・バッドGOOD TO BE BAD』が発売された。
メンバーは、ダグ・アルドリッチ(G)、そしてウインガーでも来日を果たしたレブ・ビーチ(G)、さらにティモシー・ドゥルーリー(Key)、ユーライア・ダフィー(B)、クリス・フレイジャー(D)という最新最強な布陣。

グッド・トゥ・ビー・バッドGOOD TO BE BAD』のアルバム・セールスは好調で、先週のオリコン・アルバム・ランキングでは、赤丸12位に浮上。合わせてリリースされた過去のアルバム紙ジャケ・シリーズも軒並みベスト300にチャート・インを果たした。

01. ベスト・イヤーズ ←曲を確認♪
02. キャン・ユー・ヒア・ザ・ウィンド・ブロウ ←曲を確認♪
03. コール・オン・ミー ←曲を確認♪
04. オール・アイ・ウォント・オール・アイ・ニード ←曲を確認♪
05. グッド・トゥ・ビー・バッド ←曲を確認♪
06. オール・フォー・ラヴ(レブ・ビーチ・ソロ・ヴァージョン) ←曲を確認♪
07. サマー・レイン ←曲を確認♪
08. レイ・ダウン・ユア・ラヴ ←曲を確認♪
09. フール・イン・ラヴ ←曲を確認♪
10. ゴット・ホワット・ユー・ニード ←曲を確認♪
11. ティル・ジ・エンド・オブ・タイム ←曲を確認♪
12. オール・フォー・ラヴ(ダグ・アルドリッチ・ソロ・ヴァージョン)*ボーナス・トラック
13. サマー・レイン(アコースティック・ヴァージョン)*ボーナス・トラック

いわずと知れたホワイト・スネイクは、第3期ディープ・パープルのヴォーカリスト、デヴィッド・カヴァーディルが1977年に結成した英国のハード・ロック・バンド。
この新作をひっさげてまず、6月中旬からデフ・レパードとダブル・ヘッド・ラインの英国ツアーを行う模様で、既にソールド・アウトが相次ぎ、追加公演も決定したようだ。

「2003年にスコーピオンズとのショウを頼まれたとき、3ヶ月の予定が9ヶ月になった。笑顔と金持って家に戻ったのさ。そしたら、カミサンに “ まあ、いい仕事ね。1年のうち半年はこうしたら? ” って言われたよ。これは自分も他人もハッピーにできるいいチャンスだって思ったのさ」(デヴィッド・カヴァーディル談)

と、ツアー好きなデヴィ・カヴァは、今回のツアーにも意気盛んだ。

えっ? 何故、先月23日に発売されていたアルバムを今頃になって取り上げているのか??
それは、ひたすら聴きこんでいたから!

IMG_0908.JPG

若手ギタリスト2人のせいか、音は相当洗練されている。
しかも、滅茶苦茶ハードである。
そして、現在57歳のデヴィ・カヴァのパワフルで若々しいシャウトは壮絶で、現存するヴォーカリストでは現在クイーンと活動を共にするポール・ロジャースと双璧を成すであろう。
老いてる場合じゃないぞ! ロバート・プラント!! といいたい……。

ダグ・アルドリッチ(元ライオン〜ディオ)とレブ・ビーチ(元ウィンガー〜ドッケン)のギターは、僕にはどうもザック・ワイルド的に感じるのは、それが今のギター・スタイルの主流だということだろうか。

1980年代中期から、
ジョン・サイクス(元シン・リジィ) ←動画をチェック♪
エイドリアン・ヴァンデンバーグ(元ヴァンデンバーグ) ←動画をチェック♪
ヴィヴィアン・キャンベル(元ディオ) ←動画をチェック♪
スティーヴ・ヴァイ(元アルカトラス〜デイヴィッド・リー・ロス・バンド) ←動画をチェック♪
ウォーレン・デ・マルティーニ(元ラット) ←動画をチェック♪
スティーヴ・ファリス(元Mr.ミスター)  ←動画をチェック♪
と、数々の個性派ギタリストたちに比べると、ややおとなしい気もしないでもない。

しかし、ダグ・アルドリッチはフィフティ・フィフティで、デヴィ・カヴァと曲作りをしているそうで、

「タグは才能に溢れ、エンジニアでもあり、アルバムの全てに関わってくれている。そういうミュージシャンがいるのは初めてのことであり、タグの情熱の対象にホワイト・スネイクが含まれていることはほんとうにありがたいことだ。そして、最初に予想できなかった嬉しいことは、互いに支えあえる強固な友情を築けたことだ」(デヴィッド・カヴァーディル談)

と語っている。
今回のメンバーは、世代的にそれぞれが熱心なホワイト・スネイクのシンパでもあり、だからこそ打ち崩すのではなく、ホワイト・スネイクという伝統の上に、新たなる息吹を加味したといえる。

そう。
グッド・トゥ・ビー・バッドGOOD TO BE BAD』は、紛れもなく2008年最新のホワイト・スネイクなのだ!


♪ホワイト・スネイク公式HP



ホワイトスネイク/グッド・トゥ・ビー・バッド





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  1. 2008/05/08(木) 15:11:39|
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